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2013年6月12日

文科省/学びのイノベーション推進協議会「ICT活用の推進へ向けて」

文部科学省は12日、第4回 学びのイノベーション推進協議会を開き、教育分野におけるICT利活用推進に向け3つのワーキンググループから検討状況などの報告を行った。

学びのイノベーション推進協議会(文科省内)

小中学校ワーキンググループは、学習者用デジタル教科書・教材の機能のあり方についての検討結果や指導方法の開発について検討状況と今後の進め方を報告した。

実証校と協力校5校の実践報告では、「一斉学習」「個別学習」「協働学習」での、ICT活用の指導案が示された。成果としては、児童の学力向上や教師の教え方の変化があげられたが、これらの成果がICT導入によるものか、校長や教師の力によるものなのか評価が難しいとの意見もあった。

また、指導方法や教材の開発という実証校での成果をより多くの教育現場に広めるために、これらの情報の整理・集積と有効な二次利用方法の開発が必要という認識で一致した。

特別支援教育ワーキンググループは、富山と京都の支援学校での取組例を報告した。

富山県の取組例では、障がいでコミュニケーションに課題のある生徒が人に接することで受ける心理的な負担を軽減するため、テレビ会議システムを利用して、地域で活躍する職人や専門家との交流を行った。また、児童生徒の学習や健康に関する自己管理システムに、教員と児童生徒双方からのメッセージ送信機能や、自立活動に関するフォルダとリンクさせるなどの機能を追加した。

京都府の取組例では、本校と病院内の分教室を「リモート・サイエンス・ラボ」システムで結び、病院に持ち込めない生物資料を使った顕微鏡のリモート観察などを行った。また、新たに「リモート・コンサート」システムを開発し、本校と分教室で同時に合奏・合唱などをおこなう授業を実施した。

ICT活用の留意事項の整理に関するワーキンググループは、「ICT活用による子どもの健康への影響等に関する調査結果」と「学校における情報セキュリティ」について報告した。

「健康調査」は、ICT活用校10校と活用校と同一地域の対照校10校で行った。「体の調子」、「頭の調子」、「首や肩の調子」など7項目について登校時と下校時で比較したところ、小学校では有意差は無かった。中学校で唯一、「目の疲れ」でICT活用校で「変化があった」と答えた生徒が多い、という有意差があった。

また、中学校のICT活用校の方が小学校よりタブレットや電子黒板等の利用頻度が高い、

中学校のICT活用校の方が小学校より「電子黒板が見えにくかった」と答えた生徒が多い、という有意差もみられた。

「学校の情報セキュリティ」は、校務の情報化も含め、ICTの活用の推進に極めて重要とした上で、学校が保有する情報資産の取り扱いを定め、一人ひとりの教員がその取扱いを確実に遵守するため、すべての学校において「セキュリティポリシー」の策定と適切な運用が必要だとした。

学びのイノベーション推進協議会は今後、秋に向けて成果のとりまとめを行い、2014年3月には最終の成果報告を行う予定。

問い合わせ先

文部科学省
生涯学習政策局参事官(学習情報政策担当)付
情報教育企画係
電 話:03-5253-4111

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