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2016年4月8日
MKIが京都産業大学にBYOD化支えるネットワーク環境を構築
三井情報(MKI)は、京都産業大学に、教育基盤BYOD化を支えるネットワーク環境を構築したと発表した。
同大学では、すべての学生・教職員が自由に行き来できる「ワンキャンパス」の強みを最大限に発揮し、特色ある学びの場を提供している。その一環として、BYODによる柔軟で効率的な学びの場の実現のため、学生による持ち込みデバイスを利用したレポート提出や評価の確認、テストの受講などが行える学習支援システムを運営していたが、授業中にシステムへのアクセスが集中した結果、通信が遮断される問題が発生。そして、持ち込みデバイス数が増えるにつれて問題が深刻化した。
MKIはこの問題を解決するため、1人あたり5台のデバイス使用まで対応できるよう、グローバルIPアドレスを有効活用する「キャリアグレードNAT機能」を備えているA10ネットワークス社の「A10 Thunder CGN」を京都産業大学に導入。
「A10 Thunder CGN」はプライベートIPアドレス数を拡張することで、グローバルIPアドレスへのアクセス集中を分散。特に大量の同時および新規セッション数に対応しており、通信事業者などで多数の採用実績を誇る製品だという。
MKIは、A10製品をはじめとした豊富なネットワーク構築の実績と経験を活かし、京都産業大学で稼動中のサービスは止めず、システム管理者の負担を最小限にして導入を行い、デバイス接続時の通信遮断を回避しキャンパス内で快適なアクセスが可能となった。また、システム管理者側の運用面での利便性も高まった。
京都産業大学では、今後IPv6移行も計画しており、「A10 Thunder CGN」の活用範囲を拡大し、SSL処理の高速化や、Webプロキシサーバー、クラウドサービスの負荷分散に拡大する予定だ。
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