- トップ
- 企業・教材・サービス
- クラウド型学習システム「すらら」スリランカで事業化
2016年10月31日
クラウド型学習システム「すらら」スリランカで事業化
すららネットは31日、スリランカの現地企業と連携し、BOP層(*1)を中心に、小学生向け算数eラーニング「Surala Ninja!」を利用した学習塾「Surala Juku」の事業化を決定したと発表した。
すららネットの主な役割は、eラーニングコンテンツの開発・改良の継続、連携する現地企業への研修・スーパーバイザーの教育と派遣、塾生へのID発行と管理、塾生の学習状況の分析と塾へのフィードバックなど。一方、現地企業の主な役割は、各地の「Surala Juku」への窓口となりファシリテーター(塾の教師)の研修と経営支援、現地スタッフの管理、eラーニング使用料の徴収など。
すららネットでは、女性銀行(BOP層の女性を対象にしたスリランカのマイクロファイナンス組織)とFoundation for Health Promotion(BOP層を対象に親の健全な生活習慣を根付かせることで子どもの生活・教育レベルを引き上げるなどの活動組織)を運営パートナーとしたパイロット塾2校を2015年5月に開校して以来、累計で13校開校している。
塾では、クラウド型学習システム「すらら」をスリランカの主要言語であるシンハラ語にした「Surala Ninja!」で日本の算数技能の学習を行いながら、パソコンの使い方や日本流の「しつけ」(規律や自立学習)も身に付けられるという。
学習成果の調査では、小学3年生の足し算で当初の平均点が34.6点だったのに対し、プロジェクト終了後は71.7点と2倍以上の伸びが見られたという。
学習塾の運営では、生徒の指導役であるファシリテーターの現地採用により、貧困地域における女性の雇用創出にもつないだ。ファシリテーターの97%が女性で、Surala Jukuで働き始めたことで、92%のファシリテーターの収入が増加したという。
(*1):BOP層=「Base of the Pyramid」の略。世界の所得ピラミッドの中で最も収入が低い所得層を指す。約40億人と言われている。
関連URL
最新ニュース
- 学習者用デジタル教科書を積極的に活用したグループは「成績が高い」=東京書籍ほか共同調査=(2024年3月29日)
- 中学生の平日の勉強時間、平均は1時間半で塾に通っている子どもほど家庭学習の時間も長い=塾選調べ=(2024年3月29日)
- コニカミノルタジャパン、茨城県結城市に学校教育向けソリューション「tomoLinks」導入(2024年3月29日)
- コドモン、兵庫県三田市の公立保育所・こども園にICTサービス「CoDMON」導入(2024年3月29日)
- みんなのコード、「小・中・高等学校における情報教育の体系的な学習を目指したカリキュラムモデル基本方針」発表(2024年3月29日)
- LINEみらい財団、2024年度版「GIGAワークブック」全国の学校向けに無償提供開始(2024年3月29日)
- 「第5回全国高専ディープラーニングコンテスト」の本選開催概要を発表(2024年3月29日)
- 角川ドワンゴ学園、「AI入学式」を4月7日17:00から生配信(2024年3月29日)
- ウェブ解析士協会、「WACA資格」の受講者数・受験者数・合格者数を発表(2024年3月29日)
- イオンファンタジー、ゲーム学習カリキュラムをベネッセのオンラインスクールに提供(2024年3月29日)