2017年8月1日
中高生「SNSが勉強に役立っている」が9割、ゆるい繋がりで活用
朝日学生新聞社とアルクテラスは7月31日、中学生・高校生を対象にアンケートを実施し、SNSを勉強にどう役立てているかの調査結果を発表した。
同調査は、アルクテラスが運営する勉強ノートまとめアプリ「Clear(クリア)」ユーザーを対象にインターネットで6月18日~26日に実施、中高生ら1328人から有効回答を得たもの。
調査結果では、SNSが勉強に「とても役立っている」は37%「まあまあ役立っている」が52%、合わせて89%がSNSは勉強に役立っていると回答。
使っているSNSの複数回答では、Twitterが41%、Google+が30%、LINE Qが24%、Instagramが15%、Facebookが3%だった。 その他28%はClearなどの勉強アプリ、YouTubeなどの動画サイト、Yahoo!知恵袋など。実名が基本のFacebookではなく、匿名性の高いTwitterやGoogle+で「ゆるく」繋がっている中高生の姿がうかがえたという。
SNSの使い方について、最もよく使う方法を一つだけ選択してもらった質問では、「質問機能を使ってわからないことなどを質問している」が31%、「自分の勉強した記録を残している」が30%。TwitterやGoogle+で勉強の記録を残し、LINE Qで多数のユーザーに質問を投げかけるという勉強スタイルが見られた。
また、最近は「勉強垢」と呼ばれる勉強専用のアカウントがTwitterやインスタグラムで多いという。志望校や試験の目標、勉強の進度などを記入したり、ノートや文房具などの写真を載せたりするアカウントのことで、「勉強垢さんと繋がりたい」などのハッシュタグも見られる。「勉強専用のアカウントを持って投稿している」人は11%とあまり多くないが、他人の勉強専用アカウントをフォローして閲覧している人は19%で、3割の中高生は「勉強垢」を利用していることがわかる。
勉強にSNSを使う目的の複数回答では、「勉強方法などの情報収集のため」が64%、「わからないことを解決するため」が55%、「モチベーションを上げたい」が49%、「記録に残したい」が34%という結果だった。
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