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2017年11月17日

LINEと長野県、LINE活用したいじめ相談の中間報告資料を公開

LINEは16日、同社と長野県によるLINEを利用したいじめ・自殺相談事業の中間報告資料を公開した。

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相談画面イメージ

同社は、今年8月に長野県と「LINEを利用した子どものいじめ・自殺対策に関する連携協定」を締結し、9月10日~23日の2週間にわたり、LINEの相談専用アカウント「ひとりで悩まないで@長野」で長野県内の中高生の悩み相談を受け付けた。その際の成果と課題を中間レポートとしてまとめ、このたび公開した。

それによると、2週間で1579件のアクセスがあり、そのうちの3分の1に当たる547件の相談に乗ることができ、前年度1年間の電話相談259件を大きく上回った。

LINEを利用した相談は、電話相談と比べて、いじめ・不登校に関する相談内容が少なく、代わりに学業の悩みや異性・体の悩みなどの内容が増えるなど多様化しており、子どもたちにとって身近な相談ツールとして認識されたことが窺われる。これは子どもたちに潜んでいた「相談したい気持ち」を掘り起こしたとも考えられ、子どもの悩みを解決可能な時期に解消し、深刻な事態に陥ることを回避することにもつなげられると期待される。

一方で、LINEのようなテキストをベースとしたSNSでの相談においては、相談員からの「共感・寄り添い」を伝えることが難しく、新たにSNSによる応対手法の開発が必要なことも分かった。さらに、自殺念慮の表明などに対応する場合、電話などに切り替えて相談を継続する仕組みの構築や、電話相談に比べて割高となってしまうコストなどの課題も浮かび上がった。

同社では今回の成果を踏まえ、明らかとなった課題を解決した上で、LINEを利用した相談業務を自治体に本格導入してもらうことにより、子どもの悩みを適切な窓口とつなげて初期段階で解決し、いじめや自殺の防止につなげていくことを目指していく。

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