2018年6月7日
iTeachers TV Vol.143 石川県立ろう学校の嶋 哲昭先生(後編)
iTeachersとiTeachers Academyは6日、iTeachers TV Vol.143 石川県立ろう学校の嶋 哲昭先生による「ろう学校でのICTを活用した実践について(後編)」を公開した。
英語の実践では、「AC Board」を活用して英単語の並び替えを行った。品詞ごとにカードを色分けすることで、英語の語順を理解することにつながった。iPadを活用することで、学習に対する意欲や理解力が高まり、みんなで考えたり、教え合ったりしながら課題に取り組む様子が見られた。
また理科の実践では、コミュニケーションモードが違っても、発表の内容が正確に伝わるように「ロイロノート」を活用。「ロイロノート」を通して、自分の考えを整理することができ、また他者の発表内容がわかることで考えが深まり、興味を持って取り組むことができた。まとめとして、各教科で、共通したアプリを使うことで、生徒がiPadやアプリの使い方に慣れ、教員同士の連携にもつながった。また、聞こえにくい生徒がiPadを活用することで、楽しく学び合いができ、考えを深めることができた。
嶋先生は、2015年度から、石川県立ろう学校の情報教育を担当。校内におけるICTを活用した実践をサポートしている。また担当教科である技術の授業においては、プログラミングの指導を行うなど、日々実践を重ねている。
後半の「教育ICTなんでも3ミニッツ」は、玉川大学の小酒井 正和 先生による、「授業で使える!ツール活用講座」。今回紹介するのは「タブレットやPCの保管とメンテナンス」。
小酒井先生は、玉川大学工学部マネジメントサイエンス学科教授。博士(経営学)。専門は管理会計、IT マネジメント。1998年から青山学院大学でeラーニング授業開発プロジェクトに参加し、ビジネス演習コースの教材やITシステムの開発を担当。現在では、iPhoneやiPadを使った学生とのインタラクティブな授業を実践。
□ ろう学校でのICTを活用した実践について(後編)
□ ろう学校でのICTを活用した実践について(前編)
最新ニュース
- オーディーエス、2024年度の鳥取県GIGAスクール運営支援センター業務を受託(2024年4月19日)
- AmbiRise、電子請求サービス「Haratte」の導入で釧路市の学校・教委の支払業務が85%削減(2024年4月19日)
- 子育て環境、8割の保護者が「地域間格差がある」と回答、特に「子育て施設・設備」で実感 =トラストバンク調べ=(2024年4月19日)
- 小中学生の60%が「新学期に学校に行きたくないと感じたことがある」=ニフティ調べ=(2024年4月19日)
- 保護者の6割以上が子どもの自主学習をサポートしている=明光義塾調べ=(2024年4月19日)
- 国公立大学現役合格者の勉強時間、高3で休日6時間以上が48.6% =じゅけラボ予備校調べ=(2024年4月19日)
- 東京理科大、「デジタル人材」を育成する学部・学科を2026年4月に新設(2024年4月19日)
- 東京経済大学、高校生向けのオンライン講義「東経大ライブ」26日から全10回配信(2024年4月19日)
- 東京大学とNTT東日本、地域循環型社会の実現に向け産学協創協定を締結(2024年4月19日)
- 国立高等専門学校機構、「第3回 高専GIRLS SDGs×Technology Contest(高専GCON2024)」開催(2024年4月19日)