2026年8月31日
北星学園大学、2027年4月に「情報科学部 情報科学科」を新設
北星学園大学(札幌市厚別区)は、文部科学省に「情報科学部 情報科学科」の設置認可を申請。8月28日付で大学設置・学校法人審議会より認可を「可」とする答申が出され、2027年4月に同大初となる理系学部が誕生する。
同学部の設置にあたっては、同学がこれまで培ってきた文系分野の教育・研究基盤を活かしながら、情報科学分野において豊富な教育・研究実績のある公立千歳科学技術大学(北海道千歳市)と連携。文理融合の教育を通じて、デジタル社会を支える「社会実装型人材」を育成することを目指す。
北海道では地域課題の解決や産業のデジタル化を支える実践的な情報人材の育成が強く求められている。人口減少や少子高齢化の進行、広域分散型の地域構造に伴う人手不足への対応に加え、農業・観光・医療・物流など道内の基幹産業においても、AIやデータ活用、デジタル技術の導入による生産性向上や新たな価値創出が重要な課題となっている。そのため、情報技術に関する高度な専門知識だけでなく、地域や企業が抱える課題を的確に捉え、実社会の中で解決策を実装できる人材への期待が高まっている。
今回新設する情報科学部では、AIやXRなどの先端技術の仕組みを理解して、新しい情報システムを創り上げていく「理系」の学びを実践しつつ、システムを使う人間の認知や感性の仕組みを理解して、実社会に適用していく「文系」の学びも実践。また、さまざまな企業等との連携により、理系・文系の枠にとらわれず、文理双方の視点から社会の課題を発見・解決する「社会実装プロジェクト」を展開。情報技術を学ぶだけではなく、それを社会の中でどう活かすかまでを見据えた学びを重視する。こうした文理融合の教育を通して、デジタル社会を支えていく「社会実装型人材」の育成を目指す。
同学では新学部の開設に合わせて新たな教育・研究拠点となる新学部棟の建設を開始しており、2027年秋の竣工を目指している。新校舎は地上4階建ての予定で、情報科学部の学びの場であると同時に、地域社会や既存学部とのコラボレーションの場としても設計され、新しい価値が生まれる場としても期待される。
なお同学部の設置にあたっては、大学改革支援・学位授与機構「大学・高専機能強化支援事業」に選定され、助成を受けている。
■情報科学部 情報科学科
【入学定員】 100名
【収容定員】 400名
【開設時期】 2027年4月
【学びの特色】
・「情報科学の専門性を深める3つの系」(理の学び)
社会をより良くする先端情報技術を身につけるため、カリキュラムのなかに専門性を深める3つの系を設置。ネットワーク、クラウド、情報システム、AI・データ分析など、情報科学に関する、確かな知識と高度な技術を学ぶ。
・「社会実装プロジェクト」(文と理を繋ぐ学び)
学部で積み上げる専門知識や技術を活かして、地域(自治体・病院等)や企業が抱える実際の課題に挑むプロジェクト学修を2年次から展開(例:AIで廃電池を自動判別)。課題発見力やコミュニケーション力、チームワーク、倫理観など、技術を社会で活かすために必要な態度や素養を総合的に育む。
・「企業と連携した実践的な授業」
日立ソリューションズ東日本と連携し、同社が提供するビジネスシミュレーション研修「The Fresh Connection」を活用した授業を展開予定。データに基づいて考え、チームで協力して判断する力を養いながら、ビジネスの素養も磨いていく。
・「AIを活用した個別最適な学び」
AIを活用した反転授業や、数学のレベル別e-learning教材「Solomon」による学習支援を導入。学生一人ひとりの理解度や学習状況に合わせて学びを最適化し、教員による丁寧なフォローと組み合わせながら、主体的に学ぶ力を育む。
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