2023年4月26日
「授業中に失神」、「給食食べながら添削」…小学校教員の実情に保護者から心配の声=CyberOwl調べ=
CyberOwl(サイバーアウル)は25日、同社の総合情報サイト「テラコヤプラス by Ameba」が、全国の小学生の保護者500人を対象に実施した、「教員の働き方に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、保護者に「教員は忙しそうだと思うか」と尋ねたところ、「とてもそう思う」34.4%、「そう思う」48.4%を合わせて約8割(82.8%)が、教員は忙しそうだと感じていることが分かった。

「忙しい理由」はどこにあると思うか聞いたところ、「保護者への対応」25.4%が最も多く、以下、「授業以外の事務仕事」22.2%、「生徒の個別対応」13.3%などが続いた。
「毎日のように遅い時間まで職員室の電気がついているのに、土曜日曜も部活動で出勤しているので、ちゃんと休めているのか心配になる」(小2生の保護者)と気遣う声が多く寄せられた。
また、「子どもから『先生は給食を食べる時間に宿題の丸付けをしたり、連絡帳のチェックをしたりしている』と聞かされた」(小2生の保護者)、「担任が体育の授業中に意識を失って倒れた、と聞いたことがある」(小6生の保護者)と心配する声も寄せられた。

保護者に「授業以外で教員に期待していること」を聞いたところ、約5割(49.8%)が「集団生活における思いやりの心を育てること」と回答。思いやりの心とは、友だち同士の交友関係だけにとどまらず、異なる意見をもつ相手を尊重することなど多岐に渡っている。
反対に、保護者が「教員がしなくてもいいのではと感じている業務」については、「部活やクラブ活動の指導」28.4%が最も多かった。部活指導をすることによる教員の長時間労働や休日出勤を心配する声や、地域移行をすることで「子どももよりよい指導を受けられる」と考える声が保護者から多く寄せられた。
ただ、今あるすべての業務を教員は継続して行ってもよいのではと感じている保護者も、「特になし」として約4割(41.4%)いた。

また、「子どもにもいい影響があるのでは」と期待している取り組みについて尋ねたところ、「教科担任制の導入や専科指導教員の採用」が約4割(38.2%)、続いて「スクールカウンセラーの配置」27.6%だった。

反対に、「不安を抱いている取り組み」について尋ねたところ、約半数の保護者はどの取り組みに対しても概ね歓迎していることが分かったが、不安や心配に感じている取り組みとして最も多かったのは、「完全退勤時間の設定(留守番電話などで対応)」16.2%だった。
保護者に、「教員の苦労を垣間見たエピソード」について聞いたところ、なかには教員の指導力不足などを指摘する声もあったが、大半は教員への感謝の気持ちを綴っていた。
この調査は、全国の小学生の保護者を対象に、3月31日~4月14日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は500人。
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