2025年11月25日
非認知能力、7割以上の親が「昨年に比べ重要度が増した」と実感=イー・ラーニング研究所調べ=
イー・ラーニング研究所は21日、子どもがいる親世代307人を対象に実施した、「2025年総括『非認知能力』に関する意識調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、子どもがいる親世代に「非認知能力という言葉を知っているか?」と尋ねたところ、「よく知っている」と回答した親は6割以上(203人)にのぼり、親の中での認知度の高さが明らかになった。一方で、「聞いたことはあるが内容はよく知らない」も3割(203人)おり、非認知能力について十分に把握ができていない層が、まだ一定数いることが読み取れる結果になった。

非認知能力を「よく知っている」と回答した親に、「非認知能力と言われて思い浮かぶ能力は何か?」と尋ねたところ、最も多かったのは「協働性・コミュニケーション力」(187人)で、以下、「創造力・発想力」(159人)、「自己肯定感」(154人)が続いたが、どの回答も大差はなく、親の間でも非認知能力には、様々な能力が当てはまると認識していることが伺える。

また、「子どもが学校で非認知能力を育む場面として最も期待するもの」を聞いたところ、最も多かったのは「授業(グループや討論)」(218人)で、次いで、「探究学習・課題解決型学習」(205人)だった。学校の総合の時間などでの、人との意思疎通や、関心分野について深堀りする経験を通じて非認知能力を成長させることが求められているようだ。

次に、「非認知能力を高めていく中で、どのようなことが障害になっているか?」を聞いたところ、「非認知能力に関する情報が少ない」(255人)や、「学校や授業などで高めていくカリキュラムが少ない」(208人)という声が寄せられた。未だに非認知能力の定義が曖昧な点や、育成・評価方法が確立されていないことへの課題感が読み取れる結果となった。

また、「学校教育の中で、非認知能力が特に必要だと感じるものは何か?」を尋ねたところ、「自身の進路やキャリア教育」(225人)が最も多く、非認知能力が一時的なものではなく、大人になってからも社会で生きていくために必要な力だと考えている親が多いことが分かった。

「今後、学校教育において非認知能力の育成を強化すべきだと思うか?」という質問には、9割以上(288人)の親が「強化すべき」と回答。「将来にも活用できる力」と捉え、学校での非認知能力育成を重要視していることが明らかになった。

「非認知能力の育成が将来の進学や就職に役立つと思うか?」と尋ねたところ、「強く思う」(203人)と「思う」(91人)を合わせて9割以上の親が、非認知能力に対して肯定的に捉えていることが分かった。

また、「昨年(2024年)と比べ、非認知能力の必要性を感じる場面は増えたか?」との質問には、7割以上(216人)の親が「増えたと感じる」と回答。非認知能力の重要性と有用性を認識する親が増加しており、社会が刻一刻と変化する中で、その重要性はますます増大していることが伺える結果となった。
この調査は、全国の子どもを持つ親、親族に子どもがいる人を対象に、10月3~30日にかけて、紙回答の形で実施した。有効回答数は307人。
関連URL
最新ニュース
- 姫路市教委、市立学校全107校に「note」を導入 元アナウンサーの教育長が発信力を伝授(2026年10月1日)
- コードタクト、下野市の全市立小・中・義務教育学校が「スクールタクト」の本格活用開始(2026年10月1日)
- 新潟県三条市が「安心でんしょばと」を導入、児童クラブ17施設・約1200人が利用開始(2026年10月1日)
- 就活生向け「就活会議」、「学生口コミグランプリ 2026」の受賞企業を発表(2026年10月1日)
- 旺文社、「高校生の大学受験実態調査(2026年度版)」を公開(2026年10月1日)
- 流通経済大学、2027年度入試 総合型選抜で生成AIを活用する「生成AI利用タイプ」新設(2026年10月1日)
- 修徳中学・高校、「Monoxer」導入2年目に英検2級合格者が51名から98名へ増加(2026年10月1日)
- しゃしゅしょ、佐賀市内の小学校でオンラインによる書道指導を実施(2026年10月1日)
- YOAKE、ゼロ高の新たな運営体制と教育構想を発表(2026年10月1日)
- 小中学生向けAI&プログラミング教材のデジタネ、新機能「デジタネAI」リリース(2026年10月1日)










