2025年10月22日
受験期の非認知能力、9割以上の親が「受験に良い影響をもたらす」と回答=イー・ラーニング研究所調べ=
イー・ラーニング研究所は21日、子どもがいる親世代444人を対象に実施した、「受験期における“非認知能力”の重要性に関する意識調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、子どもがいる親世代に「AO入試・推薦入試など人物重視の入試形態が注目されているが、子どもに挑戦させたいと思うか?」と尋ねたところ、50.9%と約半数が「はい」と回答。一方で、「わからない」という回答も44.4%と4割を超えた。

また、「子どもの受験を考える際、どのような能力を重視するか?」という質問では、「コミュニケーション力」(328人)が7割強で最も多く、次いで「集中力」(238人)、「計画性」(238人)が続く結果となった。

さらに、「受験で、学力以外で合否を左右する可能性が高い要素は何だと思うか?」と聞いたところ、「協調性」(300人)が約7割で最も多く、「面接での受け答え」(273人)が続いた。単に学力だけでなく、「コミュニケーション力」や「協調性」などの、他者と関わり様々な状況に対応できる「非認知能力」も受験ではかなり重要だと認識されていることが分かった。

また、「子どもの非認知能力(自己管理能力・やり抜く力)は、学力向上に影響していると思うか?」と尋ねたところ、約6割(57.7%)が「強く影響していると思う」と回答。「ある程度影響していると思う」36.5%と合わせると、9割以上の親が影響を認めていることが明らかになった。

「子どもの非認知能力を高めるために、家庭で意識していることはあるか?」との質問には、「家庭内でのコミュニケーション」(281人)が最も多く挙がり、親子の対話を中心とした日々の関わりを重視する傾向が見られた。

「過去に、子どもが努力や粘り強さによって成績や活動の成果を上げた経験はあるか?」と聞いたところ、62.2%が「はい」と回答しており、努力や粘り強さといった「非認知能力」が子どもの成果に影響を与えていることが明らかになり、重要性が示唆された。

「非認知能力が高まることは、受験でも良い影響をもたらすと思うか?」と尋ねたところ、「そう思う」71.0%と「どちらかといえばそう思う」26.0%を合わせ9割以上の親が肯定的な見方を示した。

また、「受験を通じて身につけた非認知能力は、進学後や社会生活でも役に立つと思うか?」との質問には、90.5%が「はい」と回答しており、非認知能力が受験期での一時的な力ではなく、進学後や社会生活でも子どもの成長を支える根幹的な力として、かなり高く評価されていることが明らかになった。
この調査は、子どもを持つ親、親族に子どもがいる親世代を対象に、9月3~27日にかけて、「紙回答」の形で実施した。有効回答数は444人。
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