2026年8月17日
学生の生成AI継続利用率が1年で約1.5倍、84.5%に =コンテンツビジネス研究所調べ=
産業能率大学 コンテンツビジネス研究所は13日、在学生を対象に実施した「学生メディア・コンテンツ利用調査 2026」の中から、近年急速に学生の生活や学習に浸透している「生成 AI の利用実態」に関するデータを抜粋し、公開した。


それによると、生成 AI サービスの利用状況について尋ねたところ、「継続して利用している」と回答した学生が 84.5%に達した。「利用したことはあるが今は使っていない」(11.5%)を合わせると、96%の学生が生成 AI の利用経験を持っている。学年による利用率の差はほとんど見られず(1年生86.7%~4年生84.6%)、大学入学時点からすでに生成AI の利用が当たり前となっている現状が浮き彫りになった。
前年(2025年)調査での継続利用率は57.7%であり、わずか1年で約27ポイント(1.46倍)の大幅な伸びを記録した。

利用している生成AIサービス(複数選択)については、「ChatGPT (OpenAI)」が90.4%と圧倒的なシェアを誇っている。次ぐ「Google Gemini」については、前年(2025年)の12.3%から49.5%へと約4倍に急増し、半数近くの学生が利用する規模に伸長した。前年調査では事実上の「ChatGPT 一強」状態でしたが、今年は学生たちがChatGPT をベースとしつつ、Gemini や Copilot など他のサービスも併用し、目的や状況に合わせて複数の生成AI ツールを比較・併用する傾向が広がっていることがわかる。
生成AI の利用目的(複数選択)は、全学年共通で「情報収集のサポート」が最多(67.5%~75.4%)となった。特筆すべき点として、学年ごとの用途の違いが挙げられます。1年生では「AIとの会話・雑談・相談」が45.4%、「趣味・興味のある活動のため」が40.0%と他学年より高く、生成AIを日常的な会話や個人的な関心の中で利用している傾向が見える。一方、4年生になると「就職活動における書類作成」が58.3%で上位にランクイン。 「授業の課題・レポート作成」での利用は、44.8%でこちらも前回調査(29.5%)から約15ポイント上昇している。これは全国大学生協連「第61回学生生活実態調査」(2025年)の結果ともおおむね近い数値。
「生成 AI が使えなくなった場合の影響」について尋ねたところ、「非常に困る」または「ある程度困る」と回答した割合が全体で83.8%に上った。8割の学生が「困る」と回答したことは、生成AIがすでに多くの学生にとって日常から切り離しにくい存在になっていることを示している。特に「非常に困る」と回答した割合は、1年生の22.9%に対し、4年生では36.5%となっており、学年が上がるほど高くなる傾向が見られた。
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