2014年8月22日
CompTIAとウチダ人材開発センタ/教職員対象にIT教育ワークショップを開催
CompTIAとウチダ人材開発センタは20日、教職員を対象としたワークショップ「CompTIA Academic Summit 2014」を開催した。
このワークショップは、認定資格を活用したITスキル育成の事例の紹介や、実際に企業で働く人と、参加者がIT教育の悩み、課題を含め、社会で必要となるITスキルなどを語り合うもの。
冒頭挨拶したCompTIAアジアパシフィックのDENNIS KWOK副代表は、「ITはいまや社会で当たり前のように必要とされていて、学生たちがどのような業界を就職先に選んでも、ITスキルは求められている。中でも、クラウドとモビリティは現在または近未来において特に重要なキーワードであり人々の暮らしと切り離せなくなっている。学校関係者と企業関係者が交流することで、こうした変化を実感して欲しい」 と、ワークショップの意義を語った。
つづいて、「時代は変わった。学校はどうする。」と題しで行われたワールドカフェでは、CompTIAの日本語バージョンの作成に協力している企業(SMEコミュニティ)の社員が、人材育成や就職活動などについて「変わったこと」「変わらないこと」を紹介した。
メンバーからは、求められる人材像として「実践的」「グローバル」「先進的」「多様性」などのキーワードが出た他、これまでのビジネスモデルや人材育成では対応できない現状に苦慮している様子が述べられた。
6~7名のグループに分かれたダイアログでは、ICT教育現場での苦労や仮題が口々に語られた。
「モバイルやタブレットの変化が大きくて付いていくのが大変」
「学生は使いこなしているが先生がついて行けない」
「新しい技術を使った教育方法を学ばなければいけない」
「子どもはデバイスにすぐ慣れるが親が無理」
といったのが、教える側の仮題。
「機器は自在に使えるが、中身のことを知ろうとする学生が少ない」
「ハードでもソフトでも開発者が育たない」
「自分で考えて答えを出す習慣が無い」
「『検索』が使えれば何でもできると信じている。オフラインで生きられるのか」
「普通のコミュニケ-ヶションがとれない」
などが、学ぶ側の仮題。
ワールドカフェのひとつの結論は、「ICTを活用した問題解決能力とコミュニケーション力の向上を」となった。
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