2021年7月28日
グロービス、定額動画学習サービスのデータ使い「社会人の学び直し」実態調査
グロービスは27日、同社の定額制動画学習サービス「グロービス学び放題」の利用者の学習データを活用して実施した「社会人の学び直し実態調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、普遍的なビジネス知識の学習ニーズは、コロナ前・コロナ以後で大きな変化がないことが分かった。
「ロジックツリー」や「MECE」といった普遍的なビジネス知識を得られるコースが、「グロービス学び放題」の上位にランクインし、新型コロナの感染拡大前後でも、普遍的なビジネス知識に対する学習ニーズに大きな変化は見られなかった。
また、企業のDX需要が高まる中、2021年8月にはテクノベートカテゴリーの新コース「API」が上位にランクインした。
8月に公開された「API」コースが総合編、管理職編ともに上位にランクイン。企業のDX化が促進され、APIという言葉の認知や需要が高まったことから、上位にランクインした。
「API」は、Webアプリ開発の現場などでよく使われるもので、プログラムの機能をその他プログラムでも利用できるようにするルールのこと。
2020年の1月・4月には、「安全性分析」のコースがランクイン。社会人で学び直しをする学習者には、所属する企業の財務状況について分析し企業の倒産リスクや将来性を把握したいというニーズが存在することが分かった。
企業を取り巻く事業環境が急激に変化する中、「安全性分析」は今後さらに注目が集まる分野になることが考えられる。
この調査は、全国の「グロービス学び放題」個人契約会員を対象に、2020年1月1日~2021年4月30日(期間中に複数回実施)にかけて、インターネットによるアンケートという形で実施。
サンプル数(人)は、 2020年1月1日~1月31日4041人、 2020年4月1日~4月30日7006人、 2020年8月1日~8月31日5979人、 2021年4月1日~4月30日5470人。
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