2024年5月15日
Ghoonutsと京都光華女子大学、失語症トレーニングアプリに関する共同研究を開始
Ghoonutsは13日、京都光華女子大学と言語機能向上機会の創出を目指し、失語症者向けの言語トレーニングアプリの有用性に関する共同研究を開始したことを発表した。
Ghoonutsは、2020年8月に設立されたスタートアップ企業で、経頭蓋電気刺激(脳刺激)技術を活用した医療・ヘルスケア機器の研究開発を行っている。最初の対象疾患として、脳卒中後の後遺症である失語症の治療機器開発を目指している。日本国内だけで約50万人とされている失語症患者の治療には、脳神経細胞同士の伝達を促進する脳刺激が有効と考えているという。
現在は、前述の医療機器開発に先行して、失語症者が在宅で使用できる失語症トレーニングアプリの開発も進めている。
京都光華女子大学は、看護師をはじめ、言語聴覚士や作業療法士、管理栄養士など、健康を⽀える医療・リハビリ分野の専門職を養成。特に、言語聴覚士を養成する言語聴覚専攻には、失語症に関して臨床的、学術的知見の豊富な言語聴覚士と高次脳機能障害を専門とする医師などが数多く在籍しており、京都を中心とした病院施設および行政との連携も豊富にある。
現在、退院後の失語症への治療手段は限られており、有効な薬物も存在しない。こうした課題解決には、新たなデジタル技術の活用が重要であり、その1つの手段としてアプリケーションによる解決がある。実際、海外では、その有用性について数多くの研究が報告されているが、日本語における失語症トレーニングアプリの有用性に関しては、まだ十分に検証されていない。
同共同研究を通して失語症トレーニングアプリを開発することで、信頼性のあるアプリ開発ができるものと想定しているという。
関連URL
最新ニュース
- iTeachers TV Vol.439 五所川原市立五所川原小学校 前多昌顕 先生(前編)を公開(2025年1月22日)
- ココドコロ、静岡県バーチャルスクールの取り組み内でオンラインカウンセリング開始(2025年1月22日)
- 母子モ、母子手帳アプリ「母子モ」が三重県鈴鹿市で提供開始(2025年1月22日)
- 2026年卒大学生 12月のインターンシップ・仕事体験の参加率は56.1% =マイナビ調べ=(2025年1月22日)
- 大学1・2年時にキャリアの方向性が決まっている学生は40.8% =マイナビ調べ=(2025年1月22日)
- 「成人の日調査」20歳になったZ世代が「なりたい大人像」とは?=MERY調べ=(2025年1月22日)
- ZEN大学、JASRACとの連携講座「ネット時代の著作権」2026年度に開講(2025年1月22日)
- AI教材「atama+」、広島工大が全学部の入学前教育で活用(2025年1月22日)
- ポリグロッツ、「レシピー for School」が立命館大学薬学部の入学前教育に導入(2025年1月22日)
- Reignite Entertainment、プロeスポーツチームと東北学院大学eスポーツサークルが提携開始(2025年1月22日)