2026年7月3日
富士ソフト、名古屋市が教育メタバース「FAMcampus」活用した不登校児童生徒支援事業を開始
富⼠ソフトは1日、同社の教育メタバース「FAMcampus」を活用した不登校支援パッケージによる、名古屋市の不登校児童生徒支援事業が、2026年9月から本格運用を開始すると発表した。
本事業は2024年度からの2年間にわたる実証事業を経て本格化するもので、2029年3月まで継続的に運用されます。名古屋市立小中学校の不登校児童生徒に、学習・交流等が可能な安心できる居場所を提供し、子どもたちの社会的自立を支援する。
文部科学省の調査によると、2024年度の小・中学校における不登校児童生徒数は35万3970人と過去最多を記録し、12年連続で増加している。文部科学省は「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)」などを通じて支援体制の拡充を進めているが、外出が難しい、対人関係に不安があるなど、従来の手法では届きにくい層への支援が、自治体や教育現場に共通する重要な課題となっている。名古屋市でも、2024年度の小・中学校における不登校児童生徒数は、6208人にのぼる。
2024年3月、名古屋市において、不登校児童生徒の多様な学びの保障に向けた支援方策「Nagoya HEART Plan」が策定され、その一環として教育用メタバースを活用した実証事業『Nagoya Compass Campus』が開始された。富士ソフトは、本事業において、メタバース空間、カリキュラム、講師、不登校支援専門員の4要素を統合した「不登校支援パッケージ」を提供し、不登校児童生徒支援をスムーズかつ効果的に運営できる環境を整備してきた。
2年間の実証により、児童生徒および保護者の双方から継続利用につながる良好な反応が得られ、子どもたちが安心して参加し、学習・交流等できる新たな居場所の選択肢として定着してきたことを踏まえ、2026年度から本格運用を開始。最大500人の児童生徒が利用できるIDを提供し、授業日週3日、自習日週2日の週5日体制で運営する。また、これまで不定期で開催していた、リアルな現場と中継をつなぐ地域学習型のオンライン授業を、年3回の定期開催へと拡充する。これにより、外出が難しい児童生徒にも、地域への理解や外の世界への関心を広げる機会を提供する。
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