2026年9月8日
教育ネット、千代田区『ちよだリテラシー検定』の開発をスタート
教育ネットは7日、情報リテラシー教育に注力している東京・千代田区から『ちよだリテラシー検定』の開発業務を受託したと発表した。
区内の小学5年生から中学3年生までの全児童・生徒約2300人を対象に、今年度中の検定実施に向けて、企画・問題作成・教材制作・システム開発を進めていく。
千代田区はSNSやAIの普及により、容易に発信や情報収集が可能になった一方で、フェイクニュースなどの問題が深刻になっていることを踏まえ、「ちよだリテラシー教育」を2025年度から展開。多様な情報に触れながらも、情報を読み解き真偽を見極める力を高めていくことが重要としている。
本検定は、「ちよだリテラシー教育」が掲げる「7つの育成する力」に基づき、“批判的に読み解く力” “事実と意見を区別する力”や“確かな情報を見極める力”など7つの観点から測定。児童生徒一人ひとりの強みや課題を可視化するとともに、結果に応じた学習教材を提案し、検定後さらに情報リテラシーを高めるための学びにつなげる。
『ちよだリテラシー検定』2つの指針
(1)「情報リテラシー」を7つの観点から測定
本検定は単に知識や意識を問うだけではなく、実際に情報に接する場面を想定した問題を設定し、次の7つの力を測定する。
7つの観点
<重点的に育成>
情報を批判的に読み解く力
事実と意見を区別する力
確かな情報を見極める力
<その他の観点>
発信者の意図を考える力
類似情報を比較する力
善悪を判断して行動する力
自分の考えを形成する力
7つの観点ごとに結果を数値化するとともに分析。点数だけでなく、一人ひとりが自分の強みと課題を把握できる仕組みとする。
(2)「測る」だけで終わらず、今後の学習と教育施策につなげる
・個人
検定結果に応じて、一人ひとりの課題に合ったおすすめの学習教材を提示し、「測る」→「強みと課題を知る」→「学ぶ」という流れにつなげる。
・自治体全体
千代田区の小学5年生から中学3年生までの全児童・生徒約2300人の全体結果も集計・分析。子どもたちが身に付けている力や今後育成が必要な力の全体像を把握し、今後の教育施策や教材の改善に活用する。
教育ネットはこれまで学校現場における情報モラル・情報リテラシー教育に携わってきた知見を生かし、今後も子どもたちが多様な情報を主体的に読み解き、自ら判断する力の育成を支援していくという。
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