2026年9月24日
運動好きの子のための「将棋」― 小学校教員がつくった「ブラウザサッカー将棋」
【寄稿】 藤原 友晴(小学校教員・個人開発)
私は小学校の教員として、これまで15年以上、通級指導を中心に、一人ひとりの子どもに合った学び方を考えてきました。そんな私が2026年6月に個人で開発したのが、サッカーと将棋を組み合わせた無料のブラウザゲーム「ブラウザサッカー将棋」です。
盤上の選手を動かし、パス、ドリブル、タックル、シュートを組み合わせながら、相手より先にゴールを目指します。
将棋のように一手先を考える必要がありますが、駒ごとに複雑な動きを覚える必要はありません。「サッカーならやってみたい」と思う子どもが、遊びながら自然に次の一手を考えるゲームを目指して作りました。
きっかけは「考えること」が苦手な子ども
学校で子どもたちと関わっていると、「体を動かすことは好きだけれど、机に向かってじっくり考えることは苦手」という子に出会います。
そうした子どもにも、好きなものを入口にすれば、「考えること」そのものを楽しんでもらえるのではないか。そんなことを考えていたとき、「サッカーを将棋のような盤上ゲームにしたらどうだろう」と思いつきました。
通級指導の場で、気持ちが落ち着かず別の活動に入りにくかった子どもにこのゲームを見せたところ、すぐに興味を示し、盤面を見ながら「ここに動かしたらどうなるだろう」と考え始めました。
もちろん、ゲームをすればすべての子どもが集中できるというわけではありません。しかし、その子が入りやすい入口を用意することで、学びや思考につながることがある。日頃の実践でも感じてきたことを、ゲームづくりを通して改めて実感しました。
サッカーの感覚で遊びながら、一手先を読む
「ブラウザサッカー将棋」では、自分の手番に選手を動かし、ボールをパスしてゴールを狙います。
相手の守りを見て、「この選手を動かせばパスコースができる」「ここにボールを出すと、次の手でシュートできる」「相手は次にどこを狙ってくるだろう」と考える必要があります。
一方で、本将棋のように「飛車はこう動く」「桂馬はこう動く」といった、多くの駒の動きを覚える必要はありません。選手の動きは基本的に王将の動きと同じで、どの選手も同じにしています。
学校でも使いやすいように
ブラウザ上で動くため、アプリのインストールや利用登録は必要ありません。URLを開けばすぐにプレイできます。スマートフォン、タブレット、パソコンに対応しています。
特にタブレットでは、1台を2人の間に置いて向かい合いながら対戦できます。一人で画面に向かうだけでなく、「次はどうする?」「そこに動かすの?」と相手とやり取りしながら遊べます。
CPUとの対戦もでき、強さを複数段階から選べます。
初めての子ども向けには、実際に駒を動かしながら覚えられるチュートリアルも用意しました。
学校でも家庭でも、興味を持たれた方には気軽に試していただければと思います。
問い合わせ先:nikka@joy.email.ne.jp
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