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2026年9月24日

小学生の不登校、きっかけ1位は「人間関係」ではなく「分からない」=スダチ調べ=

全国で不登校支援事業を行うスダチは18日、無料相談時に保護者(家庭)が回答したヒアリングデータ1358件(2025年1月~2026年6月)をもとに、小学生の不登校のきっかけと再登校の実績を集計、その結果を発表した。

本データは同社の無料相談窓口で保護者が回答した内容に基づくものであり、子ども本人への調査ではない。全国の不登校児童の実態を完全に網羅するものではないが、現在の傾向を読み解く一つの指標としてまとめたもの。

小学生の不登校というと、「先生や友達との人間関係が原因」というイメージを持たれることがある。しかし今回の集計で全体として最も多かったのは「分からない」(42.3%)で、「人間関係のトラブル」(33.7%)を上回った。ただし学年別に見ると、この順位は学年が上がるにつれて逆転していくことがわかった。

小学生の不登校のきっかけを複数選択(最大3つ)で尋ねたところ、最も多かったのは「分からない」(574件、42.3%)で、「人間関係のトラブル」(457件、33.7%)を上回った。以下、「先生とのトラブル」(228件、16.8%)、「家庭内の問題」(197件、14.5%)、「勉強面でのトラブル」(180件、13.3%)と続いた。一方で「いじめ」は63件・4.6%にとどまり、上位には入らなかった。

図(1):小学生の不登校のきっかけランキング(n=1,358)

中学生・高校生ではいずれも「人間関係のトラブル」が1位になるのに対し、小学生では「分からない」が最多である点が大きな特徴。低学年の子どもほど自分の気持ちや状況を言葉で説明することが難しく、保護者側からも原因を特定しにくいことを反映していると考えられる。また「先生とのトラブル」は小学生全体で16.8%と中学生(11.5%)・高校生(8.6%)より高い水準で推移し、特に小学5年生では20.7%に達しているす。男女別では「人間関係のトラブル」が女子37.6%・男子30.2%と女子でやや高く、ASD・ADHD・LDといった発達特性に関する項目(保護者の回答に基づく集計であり、医学的診断ではない)はいずれも男子で高い傾向が見られた(例:ASD男子8.9%/女子3.7%)。

学年別に「分からない」と「人間関係のトラブル」の割合を見ると、「分からない」は小1の53.9%から小6の37.3%まで一貫して低下し、「人間関係のトラブル」は小1の24.8%から小6の39.6%まで上昇する。

図(2):学年別「分からない」「人間関係のトラブル」の推移(n=1,358)

小学6年生の時点で「人間関係のトラブル」(39.6%)が「分からない」(37.3%)を上回り、最多のきっかけが入れ替わった。同時に「デジタル依存」も小1のわずか3.6%から小6の19.6%まで急増している。

小学生全体の再登校成功率は96.0%(有効分母251件)だったが、きっかけ別に見ても大きな差はなかった。「分からない」93.6%、「人間関係のトラブル」96.3%、「先生とのトラブル」100.0%、「家庭内の問題」97.4%、「勉強面でのトラブル」97.4%と、いずれも90%台半ば~100%に収まり、統計的な誤差の範囲。再登校までの日数(中央値)も24~33日とほぼ横並びでした。つまり、不登校のきっかけが何であれ、その後の再登校のしやすさは変わらないということだった。

■ 小学生の不登校のきっかけと再登校の調査の詳細データ・分析

調査概要
調査主体:スダチ
集計対象:同社の無料相談時に回答した、
不登校の小学生(1~6年生)をもつ家庭
件数(n) : 1358件
回答期間: 2025年1月~2026年6月
設問  :「お子さんが不登校になったきっかけは何ですか?」
(複数選択・最大3つまで)
出典  :スダチ ヒアリングデータ

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