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2026年10月16日

スプリックス教育財団、日本を含む10カ国対象に「国際基礎学力調査2026」を実施

スプリックス教育財団は14日、日本を含む10カ国の小中学生とその保護者・学校の先生を対象に4月から8月にかけて実施した「国際基礎学力調査2026」の速報サマリを公開した。

それによると、日本含む8カ国の小中学生が、国際基礎学力検定TOFASの計算テストを受験。

日本は平均正答率が高く平均白紙率が低く、8カ国の中では解答速度も精度も比較的高いことがわかった。他の国は、解答速度も精度も比較的高い国(ベトナム、キルギス)、解答速度は遅くないが精度が比較的低い国(エジプト、インドネシア、タイ)、解答速度も遅く精度も比較的低い国(ケニア、ペルー)があることが見て取れる。

10カ国の小中学生に「あなたは「8+5」をどうやって計算しますか?」と質問したところ、日本の小中学生の68.0%が「頭の中で答えがすぐにわかる」と回答したのに対し、日本以外の9カ国合計では40.3%に留まった。

一方で「紙に書く」「指を使う」など、暗算できていないという回答が日本では13.4%であるのに対し、日本以外の9か国合計では37.0%だった。日本以外の調査国の小中学生は、3人に1人が「8+5」の暗算ができていないことがわかった。

計算テストの結果と比較すると、「頭の中で答えがすぐにわかる」と回答した人の正答率は高い傾向にあり、「繰り上がりのあるたし算が頭の中ですぐできる」というような計算の自動化の有無が、計算テスト全体に及ぼす影響の高さが見受けられる。

10カ国の小中学生の保護者に「お子様が算数・数学のテストで良くない成績を取った時、どのように対応しますか?」と質問したところ、上位3項目は、合格者でも不合格者でも「次はできるよと励ます」「子どもが間違えた問題の解き方を教える」「次のテストのために何に取り組むべきか子どもと話し合う」だった。

ただし「次のテストのために何に取り組むべきか子どもと話し合う」は合格者の割合が約14ポイントも高い結果となった。気持ちを鼓舞するよりも、具体的な対策を一緒に行うことが計算テストの成績に関わってくる可能性がある。

児童・生徒が利用可能なICT端末の利用状況について、10か国の小中学生と学校の先生に質問。まず、10カ国の小中学生に、「スマートフォン、タブレット、コンピュータを使う算数・数学の授業はどの程度ありますか。」と質問した。TOFAS受験結果未回収を除く8カ国の子どもの計算テストの成績でTOFAS合格者(正答率80%以上)と不合格者(80%未満)で比較した結果、「全くない」と答えた生徒は、合格者では17.5%に対して不合格者では32.8%と大きな差があった。

10ア国の小中学校の先生には「あなたの学校では、児童・生徒が授業で使用できるコンピュータやタブレット端末は配備されていますか?」と質問しまところ、日本においては、回答数が少ないので参考値ながら、全ての先生が「児童・生徒が一人一台使える端末がある」と回答。一方、日本以外の9カ国合計では「一人一台ある」は14.6%にとどまり、「共用の端末」が62.3%、「使える端末が一切無い」という回答が23.1%に上がった。

調査方法
調査時期:4月 ~ 8月
調査対象国:日本、フィリピン、インドネシア、ベトナム、タイ、キルギス、ケニア、エジプト、モロッコ、ペルー(国の選定については「調査対象の選定について」参照)
調査対象者:小学4年生、小学5年生、中学2年生、および中学3年生に相当する子ども(以下、小4、小5、中2、中3、あるいは小中学生)。上記の保護者。上記の算数・数学を担当する学校の先生
回収数:子ども:6313人、保護者:3163人、先生:136人(2026年9月1日時点)
※国別の回答数など詳細は調査結果(PDF)参照
調査主体:スプリックス教育財団がスプリックスに委託して実施
調査方法:1学年あたり1~数校の学校および自宅での調査。保護者と学校の先生の回答は任意。学校の先生は1校あたり0~数人程度の回答

「国際基礎学力調査2026」の結果報告PDF

「TOFAS(国際基礎学力検定)」の詳細

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