2013年9月26日
JAPET/「私立学校ICT整備費助成事業」推進に向け電子黒板展示会を開催
日本教育工学振興会(JAPET)は24、25の二日間、メーカー11社の電子黒板などを一堂に集めた展示会を、東京・飯田橋の東京都私学財団で開催した。
電子黒板の機能、使い方、有効性などを知らせるとともに、東京都私学財団が行っている「私立学校ICT整備費事業」の認知拡大と利用促進を図ることを目的としている。
東京都私学財団では、都内の私立小学校、中学校、高等学校を対象に、ICTの環境整備を目的に、学校が電子黒板を活用するのに必要な経費の一部を助成する「私立学校ICT整備費事業」を実施している。
助成の対象は、電子黒板と電子黒板を稼働するのに必要な周辺機器の購入、運搬、設置にかかる費用で、各学年2セット+1セット(小学校13セット、中高校7セット)まで。
助成対象限度額は1セット当たり150万円で、助成率は経費の50%となっている。助成事業が実施されるのは、今年度までの予定。
来場していた都内私立高校の理科系教師は「今現在、学校にある電子黒板は1台だけだが、時代の流れを考えると、今後は各教室1台の実現を目指していくことになると思う。しかし、安いものでは無いので、機種選定には慎重にならざるをえない」と現状を語った。
また別の教師は「まずなにより、機能がすごくて使いこなす自信が無い。教材を作成したり、電子黒板を有効に活用した授業の進行を考えたり、どうやったら良いのかわからないというのが実情。パソコンだってはじめから覚えたんだから、やるしかないですけどね」と、電子黒板活用のハードルの高さを訴えていた。
関連URL
最新ニュース
- LINEヤフーとキラメックス、⾹川県と連携し県内のデータ・AI⼈材育成を⽀援(2024年4月26日)
- アデコ、「エンジニア・プログラマー」が初めて中学生男子が選ぶ「将来就きたい職業」の1位に(2024年4月26日)
- 小中学校のFAX、教諭の86%が月に1回以上利用するも、過半数が廃止に賛成 =アドビ調べ=(2024年4月26日)
- リスキリング理解度は高まるが社会人の約4割は学習意欲なし =ベネッセ調べ=(2024年4月26日)
- じゅけラボ予備校、「難関私立大vsその他私立大」現役合格者の勉強時間比較(2024年4月26日)
- 昇給を実施する企業は「魅力を感じる」の回答が9割超 =学情調べ =(2024年4月26日)
- 滋賀県立大学と山田進太郎D&I財団、中高生女子のSTEM人材育成に向け連携協定を締結(2024年4月26日)
- WHITE、日本経済大学と「教育革新パートナーシップ契約」を締結(2024年4月26日)
- みんがく、文京区立第九中学校にて全校生徒・教職員に向け「生成AIリテラシー講座」開催(2024年4月26日)
- ShoPro、世田谷区立小で「探究学習プログラムコンテンツ」使用した授業実施(2024年4月26日)