2020年5月15日
「オンライン授業」未利用者75%が利用を検討、不安も顕在化=ベネッセ調べ=
ベネッセコーポレーションは、一斉臨時休校の発表以来、3月20日~5月8日まで毎週、全国の約2800世帯に対して「親子の生活における新型コロナウイルス影響調査」を実施し、14日その結果を公表した。
それによると、「学校の勉強に遅れてしまう」不安が4月に入って急増し、小学生低学年では1カ月に2倍になった。中学生では6割を超え、高い状態が続いている。
休校中にデジタルでの学習経験や宿題提出が増加。3割以上がデジタルで学習しており、高校生ではデジタルでの宿題も3割が経験している。
オンライン授業サービスの利用率は学齢に応じて上昇しており、未利用者の保護者のうち、どの学年でも75%以上が今後利用してみたいと回答した。一方、保護者からのオンライン授業への不安として、中高生の場合では「子どもが理解できているかわからない」が約4割を超え、小学校低学年の場合では「集中力が続かない」などの声も聞かれた。
また、休校当初の「家でさせることがない」不安は減少しているが、学習習慣や勉強の遅れへの不安はいまだ高いことが分かった。さらに、約7割の家庭で、経済状況が「教育費への不安」につながっていることも窺えた。
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