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2020年12月14日

富士通、「Ontenna」プログラミング教育環境の無償公開を開始

富士通は11日、音をからだで感じるユーザインタフェース「Ontenna(オンテナ)」のプログラミング教育環境を、全国のろう学校や普通学校向けに無償公開したと発表した。

「Ontenna」イメージ

文部科学省が目指す「誰一人取り残すことのない、公正に個別最適化された学び」の実現に向けたICTによる教育環境整備支援活動の一環として、同社は2019年6月より「Ontenna」の体験版を全国の7割強のろう学校に無償提供しており、発話やリズム練習の授業や学校生活などで現在広く活用されている。

「Ontenna」は、音の大きさをリアルタイムに振動と光の強さに変換し、伝達するユーザインタフェース。これを髪の毛や耳たぶ、えり元やそで口などに付けたユーザーは、リズムやパターン、大きさといった音の特徴を知覚することができる。同サービスは、ろう者に音を届けることを目的に、ろう学校の教育現場をはじめ、スポーツ観戦やコンサート、タップダンス鑑賞など、様々な環境での実証やろう者との協働研究を経て、2019年8月より提供している。

今回、さらにこの活動を進化させ、「Ontenna」のプログラミング教育環境を無償公開し、子供たちが同プログラムを活用し、自分の聞きたい音に対し「Ontenna」の振動や光をカスタマイズすることが可能になる。これにより、子供たちにプログラミング学習を体験する機会を提供し、高度ICT社会を担う次世代の人材育成にも貢献していく予定。

このたび、ろう学校でも広く使われている同サービスに対し、プログラミング機能と指導教材を併せた教育環境を無償公開する。プログラミングを通し、ユーザーが感じたい音の大きさや高さに対して、「Ontenna」の振動や光のパターンをカスタマイズすることが可能になる。また、教育指導者へは、教育指導案・授業用スライド・ワークシートなどを提供することで授業での活用を支援し、全国のろう学校や普通学校に対してプログラミング教育の普及を目指す。

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「Ontenna」プログラミング

「Ontenna」

富士通

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