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2023年6月15日

凸版印刷、学校と地域をつなぐ教育支援マッチングサービス「まちスク」を開発

凸版印刷は14日、学校の課外授業ニーズとそれに対応できる地域企業・人材などを専用のアプリ上でマッチングするサービス「まちスク」を開発したと発表した。

教育支援マッチングサービス「まちスク」の概要

同サービスでは、学校側が職場体験、キャリア授業、地域課題解決型授業などの教育支援ニーズを、一方で地域企業や団体・個人などが提供可能なノウハウや施設などの支援内容を、それぞれアプリに登録し、マッチングを行う。

地域内限定のプラットフォームとして、学校と支援企業・人材をマッチングさせることで距離・場所の制約によるミスマッチングを抑制し、支援企業・人材は地域内で誰がどの様な支援を実施しているかを把握できる。

これまで学校と地域企業の間で発生していた事前リサーチや、依頼書の送付などの手続きも、同サービス内で一元化させることで調整業務負荷を軽減できる。

また、地域企業や人材の支援内容に対する学校の評価をアプリ上に登録・蓄積できる。支援を実施した企業や人材に改善点のフィードバックができ、教育支援のさらなる質向上につなげられる。

同社では、6月中旬から、NPO「会津エンジン」の協力のもと、会津若松市の小・中学校を対象に、同サービスを活用した実証実験を開始し、この実証実験を通じて、2024年春の提供開始を予定しており、2030年度までには300自治体への導入、「まちスク」関連事業での約10億円の売上げを目指している。

【「まちスク」の特長】
・地域内マッチング機能でミスマッチングを抑制
・調整業務の負荷低減をデジタルで解決
・支援内容に対する評価を蓄積し、授業の質向上に貢献

詳細

【実証事業の概要】
実施期間:6月中旬~2024年3月末まで
目的:マッチングサービス「まちスク」のユーザビリティ及び事業性の検証
概要:参加者にアプリを提供しマッチングを行い、マッチング成立後、学校―地域企業もしくは人材が連携した授業を実施。実施後は、学校がアプリ上で支援内容のフィードバックも行う
実証参加者:
・「学校」:会津若松市内の小・中学校全29校が対象で利用可能
・「協力団体」:会津若松商工会議所2506人、福島県中小企業家同友会会津支部223社、会津青年会議所25人、AiCTコンソーシアム90社以上などから登録した企業・人材などが利用可能

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