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2023年10月6日

日本システム技術×NTT西日本、「大学DX推進」に向けた協業を強化

日本システム技術(JAST)とNTT西日本は5日、大学における事務業務や教育環境のDX化に向け、両社が強みを持つサービスの連携・開発などの協業強化に取り組むと発表した。

その第1弾として、「NTT西日本の証明書発行サービスとJASTの教務システム」、「NTT西日本のLinkU-ID認証連携サービスとJASTの卒業生ポータルサービス」に関して、標準連携の仕組みを相互に開発して、大学での課題解決に対応するため、2023年度末から順次、全国の大学に提供を開始する。

これまで、「GAKUEN」(教務システム)から証明書発行サービスにデータ連携するためには、案件毎に連携の仕組みを個別に開発する必要があったほか、職員が減少していく中、証明書レイアウトの作成や発行判定といった各種設定を両サービスで実施する必要があるなど、利用大学のコスト負担や導入期間・開発期間の長期化が課題となっていた。

今回の「協業強化」では、単にデータ連携の仕組みを標準化するだけでなく、各種設定を教務システム側だけで対応できるようにサービス連携を実現する。これにより、利用大学は、コスト負担の軽減や導入期間の短縮・職員稼働の削減ができるようになる。

また、JASTは今後、来年4月に「卒業生ポータル」サービスをリリースして、NTT西日本が証明書発行サービスで預かっている大学生・卒業生のID(約900万ID)を管理する「LinkU-ID認証連携サービス」と連携させ、大学卒業後の卒業生への情報配信や寄付金の受付、リカレント教育の提供など各種サービスをシームレスに利用できるポータルサービスの提供を段階的に開始する予定。

両社の文教分野での協業は約20年にも及び、この間、両社のシステムのデータ連携を案件毎に開発してきたが、複雑化・多様化した大学の課題に対応するには、これまでの販売中心の連携だけでなく、サービスを共同で検討・開発して、解決に向けて取り組んでいくことで合意。今回の「協業強化」に至った。

「協業強化」の詳細

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