2023年11月20日
みなみ福祉会、保育のICT化で保育士1人あたり1日1時間分の事務作業削減に成功
みなみ福祉会は16日、ICT化を進め、保育士1人あたり1日1時間分の事務作業時間削減に成功したと発表した。
政府は「こども誰でも通園制度(仮称)」を令和6年度から試行的事業として実施する予定。同法人ではICTを活用した保育士の負担軽減に取り組み、利用者の受け入れ準備を進めている。
運営する笠寺幼児園では登降園時間の記録、遅刻欠席連絡対応、園だよりやお知らせの配布をICT化。それらの対応にかかる保育士の業務時間をゼロにできたことで、保育士1人あたり1日1時間分の保育時間を増やすことができたという。また、すべての保育室にタブレット端末を配備することで、書類業務のペーパーレス化を実現した。
ICT化による時間削減だけでなく、お知らせの電子配信では保育士が「かばんに入れる手間が減った」「入れ間違いの心配がない」といった作業面、心理面でも負担軽減の効果を実感していて、保護者からも「いつでも見られるし、なくす心配もないので助かっている」と好評だという。
みなみ福祉会は、名古屋市内で保育所・認定こども園3施設、小規模保育1施設、地域子育て支援拠点1施設を含む6施設を運営している。
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