2024年9月9日
志望校選び、6割以上が「教育内容」選択 学力・偏差値より学びの内容重視の傾向 =成基調べ=
成基は4日、中学受験、高校受験を控えた親子に実施した「志望校に関するアンケート調査」の結果を発表した。
小学生とその保護者に、最初に中学受験を意識した時期を聞いたところ、36.5%が「小学校4年生」と回答。次いで、「小学校3年生」が25.5%と、6割以上の家庭が小学校中学年で受験を意識し始めている。
中学生とその保護者では、最初に高校受験を意識した時期は、38.4%が「中学1年生」と回答。次いで、「中学校入学前」が27.4%と、7割近くの家庭が「中学1年生」の時期には高校受験を意識し始めている。
中学受験において、志望校を選ぶ際に重視する点について聞いたところ、最も選択された項目は「教育内容」。次に「学校の立地」「校風」が続き、「大学合格実績」や「入試の難易度」などよりも重視されている。
高校受験においては、志望校を選ぶ際に重視する点で、最も選択されたのは「学校の立地」。続いて、「教育内容」「校風」が選択された。「大学合格実績」と「入試の難易度」は、中学受験と比較すると選択した家庭は増えているが、最も重視されているのは中学受験と同様、学校で受けられる学びの内容や教育方針、校風になっている。
中学受験において不安に感じていることは、「苦手科目の克服」と「志望校と現在の学力のギャップ」についてそれぞれ約半数の家庭が当てはまると回答。次いで「お子さまのモチベーション」、「お子さまのストレス」と回答されており、保護者が受験を控えた子どもの精神面のフォローにも苦心していることが伺える。
高校受験で不安に感じていることとして最も回答が多かったのは「志望校と現在の学力のギャップ」。次いで「お子さまのモチベーション」となった。
「学力」と「気持ちの面」での不安に大きな差はなく、高校受験において子どものモチベーションをあげることが大きな課題となっていることがわかった。
<調査概要>
調査対象:8月25日に京都市で開催された小中学生向け進学イベント『進学フェア2025』の来場予約をした570組約1500名の小・中学生とその保護者
回答者:273名(小学生200人、中学生73人)
有効回答率:47.9%
調査方法:インターネット調査
調査時期:8月25日〜31日
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