2025年3月12日
認知能力と非認知能力の成長を目指して、「すらら」と「すららサテライザー」を活用/ 埼玉県立上尾橘高校
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文部科学省が示す学習指導要領では、Society5.0の時代を「生きる力」を育むため、汎用的な能力の育成を重視する世界的な潮流を踏まえつつ、「知識及び技能」と「思考力、判断力、表現力等」、「学びに向かう力・人間性等の涵養」の3本柱が重要だとしている。「知識及び技能」は認知能力で、「思考力、判断力、表現力等」と「学びに向かう力・人間性等の涵養」は、知能検査や学力検査では測定できない能力、いわゆる非認知能力と言われている。
1983年に開校し40年以上の歴史を持つ埼玉県立上尾橘高校では、認知能力と非認知能力の2本立て教育で「地域に根ざし、生徒一人ひとりを伸ばし、自立して社会を支えられる人間を育てる」という教育方針を掲げ、生徒の成長を支援している。こうした教育方針の実現に向け導入されているのが5科目学習AI教材「すらら」と探究学習教材「Surala Satellyzer(以下、すららサテライザー)」、その活用状況を同校で取材した。
「すらら」導入のきっかけ
「すらら」導入に至った経緯について剱持幹子教頭は、「教育方針の中には認知能力、それから非認知能力、この2本立てで生徒を成長させたいという強い願いがあります。その中の認知能力、基礎学力の育成でいい教材はないかなと検討したところで『すらら』にいきつきました」と語る。
「すらら」活用方法と生徒の反応
「すらら」の活用方法について折原佑樹教諭は、「主に授業の中で予習の材料として使っていうのと、あとは学校で『キャッチアップタイム』という授業を設定しているのでで、そこでの活用がメインで、『すらら』を使った基礎学力の定着というところで活用しています」と語る。
また、「すらら」を使用した生徒の反応については、「理科の授業だと、どうしても難しい用語とか初めて出てくる単語に対してちょっと抵抗感がある子が多くいます。しかし『すらら』で最初に触れてもらうことが1回目、私の説明で2回目、最後に『すらら』の復習で3回目と、ひとつの言葉を3回触れることができ、理解力というところでは、おおきく役立っています」と活用方法を語る。
「すららサテライザー利用方法」
「すららサテライザー」は、探究活動の一つとして利用されている。
折原教諭は、「日常では絶対に触れられない内容なので、そういったものを知る良いきっかけになると思います」と語る。
「すららサテライザー」を導入して良かったことを折原教諭は、「我々教員の方の準備を会議で共有をして、それを授業に生かしていきます。来週どうしよう再来週どうしようと悩むこともなく、もう来週もサテライザー、再来週もサテライザーということで、我々教員の準備がかなり負担軽減になっていると思います」と語る。

「すららサテライザー」を利用した授業で意識してることについては、「話すよりも調べる方がちょっと苦手という生徒が多く、話は結構こっちから言わなくてもどんどん進んでいってくれるのですが、それを調べるとなるとちょっとという課題があったで、その両方が練習できるのがいいなと思います」と折原教諭は語る。
「すらら」導入で変化してきた生徒たちの様子
「すらら」導入で変化してきた生徒たちの様子について岡部太郎教諭に聞いた。
「1学期が終わるタイミングで、どれくらい『すらら』の勉強をしているのというのを一通りまとめて、「頑張ったで賞」と銘打ち、勉強時間量とかでランキングにしてみました。すると、上位5人中半分ぐらいは思った子と違う、いわゆる優等生とは普段いわれていない生徒の名前が挙がってきていました。結果を学年集会で表彰すると、教員も生徒も『えっ、あの子が』がみたいな雰囲気がありました。そのまま夏休みはすららネットさんが企画してくれた『すららカップ』に入れたので、そこで表彰された子も頑張っているし、俺も頑張ってみようと取り組んだ生徒がいっぱいいたので、頑張ったことが評価されるんだという雰囲気ができたと思います。」
「すらら」と「すららサテライザー」を利用した感想~生徒インタビュー~
高校1年生徒に「すらら」と「すららサテライザー」を利用した感想を聞いた。
「『すらら』を使ってみて、予習復習ができて、解説文もわかりやすかったです。問題が正解したときに『ピコン』ってなるのが達成感があって、勉強が好きになりました。」
「『すららサテライザー』については、自然災害の課題だとグループ活動で話し合う内容の例が出ていて、わかりやすかったです。いろんな人と違った意見を話し合ったりするところが楽しいです。」
「すらら」利用による学びの変化
「すらら」利用による学びの変化について折原教諭は、「学校での学習以外のところで、勉強時間が大幅に増えています。以前は家に帰ってやるところがわからないとか、課題を最低限こなす生徒や、自分が本当に知りたいことに向かって勉強する方法が分からないという子が多かったのですが、『すらら』でとりあえずやってみようというように、先生から出されている課題とは別に『すらら』があることで、学習意欲は大きく変わったと思います」と、「すらら」活用によるメリットを語った。

上尾橘高校では今後も、「すらら」と「すららサテライザー」を活用して、認知能力、非認知能力の育成に取り組んでいく方針だ。
<上尾橘高校の取材動画>
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