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2025年12月29日
問診シミュレーション「OPQRST」、千葉大学医学部附属病院 総合診療科が教育目的で導入
OPQRSTは25日、自社開発の問診シミュレーションサービス「OPQRST」が、千葉大学医学部附属病院 総合診療科に教育目的で導入されたことを発表した。
医学生や初期臨床研修医、専攻医を対象とした診断推論教育の新たな教材として活用される。AI模擬患者との対話を通じて問診力と診断推論力を鍛える同サービスは、2025年8月に正式リリースされて以降、医学教育分野での活用が進んでいる。
診断推論教育では、患者との対話を通じて情報を収集し、仮説を立て、診断に結びつける一連の思考過程を反復的に学ぶことが重要とされる一方、実際の臨床現場では症例数や指導機会に限りがあることが課題となってきた。OPQRSTはこうした課題に対し、AI模擬患者とのリアルな問診体験を通じて、学習者が何度でも同様のトレーニングを行える点を特長とする。47疾患・423パターンの問診シナリオを搭載し、患者の性格や応答傾向を設定できる仕組みにより、現実に近い医療面接を再現するという。
今回の導入では、教育コンテンツの一環として、臨床実習で同科をローテーションする医学生らに提供される。学習者が行った問診内容はログとして蓄積され、指導医がそれをもとに個別フィードバックを行うことで、問診の構造化と診断思考の可視化を両立した指導を実現する。
同社は今後、教育機関向けの導入支援を拡大するとともに、学習履歴の可視化や評価指標の定量化など、教育効果を高める機能の追加を予定している。AI技術を活用した診断推論教育は、医療人材育成のDXを支える新たなアプローチとして、大学や研修病院での活用が今後さらに広がる可能性がある。
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