2026年5月13日
50カ国の外国人が見た日本の教育、強みは「規律」で、課題は「生徒の自信・発信力」=トモノカイ調べ=
トモノカイは12日、同社の中高生向けグローバル体感プログラム「Power in Me」に参加した経験がある日本在住の外国人(現役留学生および卒業生)161人を対象に実施した、「日本の学校教育の特徴や、母国の教育との違いについてのアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「Power in Me」参加を通じて感じた日本の学校の特徴と課題について聞いたところ、多くが「学校施設・環境の充実や安全性」30.4%、「規律・道徳教育・マナー」29.8%、「清掃や給食を通じた自立・チームワーク」21.1%が特徴と回答。日本の学校の学習環境、および集団的規律を高く評価した。
一方で、「英語・外国語教育における実践力の不足」28.0%、「創造性や個性の尊重・柔軟性の不足」11.8%を課題として指摘。実践的なスキルの習得や、固定観念にとらわれないマインドの育成に対する「伸びしろがある」との意見が寄せられた。
また、同プログラムの参加を通じて感じた「日本の中高生の強みと伸びしろ」について聞いたところ、「礼儀正しさや規律・マナー」38.5%、「真面目さ・勤勉さ」19.9%など、人間力を高く評価。その一方で、約半数(50.3%)が「自信の欠如や失敗を恐れる傾向」を課題として挙げており、加えて「スピーキング・コミュニケーション能力」43.5%、「クリティカルシンキング・自己主張力」21.7%など、自信を持って自らの考えを発信する力や思考力には伸びしろを示した。
次に、「母国と日本の教育の違い」について聞いたところ、約4割が「母国が学力・試験重視であるのに対し、日本は規律・人格形成を重視している」と回答。その他、母国にはない「掃除や給食がある」23.0%など、部活動を含め、授業以外の生活教育も日本独自の特徴として挙げた。日本に来た理由については、多くの外国人が「日本文化」54.0%や、「教育・研究の質の高さ」42.2%を挙げている。
将来的な日本滞在の意向については、過半数(64.6%)が「はい」と回答しているものの、「検討中」32.3%、「いいえ」3.1%と回答した層も存在しており、「ワークライフバランスの欠如」や「言語(英語)の壁」、「排他的な空気感」などがその理由として挙げられている。日本の治安や文化に魅力を感じている外国人が多い一方、日本社会や組織特有の課題が、長期的な日本滞在への障壁となっているケースも見受けられた。
この調査は、日本の教育機関(大学、大学院)に留学経験があり、外国人留学生とのグローバル体感プログラム「Power in Me」に参加経験がある日本在住の外国人を対象に、3月16~22日にかけて、 自由記述回答に対する内容分析法(Content Analysis)を使って実施した。有効回答数は161人で、出身国は全50カ国(アジア22カ国、アフリカ13カ国、ヨーロッパ7カ国、北アメリカ3カ国、南アメリカ3カ国、オセアニア2カ国)。
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