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2022年8月26日

高校の金融教育、60.3%が「学びたい」と回答、項目は「適切な収入・支出の管理方法」 =ビザ・ワールドワイド調べ=

ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)は25日、MMD研究所と共同で、高校生481人・高校生の親1000人の計1481人と、高校教師500人を対象に実施した、「高校の金融教育必修化に関する意識調査(高校生と親と教師の意識)」の結果をまとめ発表した。

それによると、今年4月から高校生の金融教育が義務化されたことへの認知を聞いたところ、高校生の63.2%、高校生の親の47.1%が「知らなかった(今初めて知った)」と回答。

高校生の子どもの「金融教育が行われるべきだと感じる場所」について聞いたところ、「学校での授業」51.6%が最も多く、以下、「学校でのセミナー・イベント」34.6%、「家庭内での指導・教育」25.0%などが続いた。

高校生の金融教育で「必要だと思うこと」について聞いたところ、「家庭での指導」32.2%が最も多く、以下、「金融に関する興味・関心を高めること」31.8%、「専門家からの指導」30.2%などが続いた。

また、高校生が「金融や経済に関する知識や判断力(金融リテラシー)を十分に身につけていると思うか」を聞いたところ、「どちらかといえば身につけていないと思う」と「身につけていないと思う」を合わせて、60.6%が「身についていないと思う」と回答した。

高校生の金融リテラシーを「どちらかといえば身につけていないと思う」もしくは「身につけていないと思う」と回答した高校教師303人を対象に、高校生が金融リテラシーを「身につけていないと思う理由」について聞いたところ、「お金や金融について学ぶ機会が今までなかったから」38.6%が最も多かった。

以下、「学校の授業だけでは、補えないと感じるから」36.6%、「お金や経済に関する知識がないと感じるから」36.0%などが続いた。

高校生の親1000人を対象に「家庭内での金融教育の実施」について聞いたところ、「実施している」が16.9%、「以前実施していた(今は実施していない)」が7.8%、「実施していないが、実施しようとは思っている」が36.6%、「全く実施していない(実施する予定もない)」が38.7%だった。

また、高校生の親に「家庭内の金融教育での悩み」について聞いたところ、「自分の金融に関する知識が不足していること」21.9%が最も多く、以下、「どこから教えて良いのか分からないこと」18.1%、「自分の知識が誤っていないか不安なこと」16.8%などが続いた。

高校生とその親向け調査で予備調査から高校生481人を抽出し、今後金融に関して学んでいきたいかについて聞いたところ、60.3%が「学びたい」と回答。

今後金融に関して学びたいと回答した高校生290人を対象に、今後学んでいきたい金融に関する項目について聞いたところ、「適切な収入・支出の管理方法について」52.8%が最も多く、以下、「保険の種類と必要になる金額の理解について」52.4%、「住宅ローンやカードローンの仕組みやリスクについて」51.0%などが続いた。

高校生の親1000人を対象に、「家庭内の金融教育で親が子どもに求めること」について聞いたところ、「お金の大切さを分かってほしい」と「お金を計画的に使えるようになってほしい」がともに42.3%で最も多く、次いで「自分のお金を管理できるようになってほしい」が39.9%、「お金を無駄遣いしないでほしい」が35.6%だった。

また、高校教師500人を対象に、高校生に家庭内で身につけてほしい金融リテラシーについて聞いたところ、「お金の大切さを理解すること」52.4%が最も多く、次いで「自分のお金を管理できるようになること」が50.4%、「お金を無駄遣いしなくなること」が47.2%だった。

この調査のうち、「高校生とその親向け調査」は、高校生481人と高校生の親1000人を対象に、6月24日~28日にかけて、インターネットで実施。また、「高校教師向け調査」は、高校教師500人を対象に、6月24日~27日にかけて、インターネットで実施した。

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調査結果の詳細

ビザ・ワールドワイド・ジャパン

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