2026年5月22日
高校受験対策、84%の家庭が「塾に通った」と回答=塾選調べ=
DeltaXは21日、同社が運営する塾選びサービス「塾選」が、2026年度の高校受験を終えた子どもをもつ保護者100人を対象に実施した、「高校受験の通塾率についての調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、今回の調査でまず目立ったのが、高校受験対策における通塾率の高さと、受験準備を始める時期の早まり。保護者100人に、高校受験対策の方法を聞いたところ、2026年度は「塾に通っていた」が84%で最も多く、前年の76%から8ポイント増加。
一方で、「通信教育を受講していた」は2025年度の10%から2026年度は7%へ、「その他」は14%から9%へと減少した。家庭学習や通信教育だけで対策するよりも、塾での学習管理や受験情報、志望校対策を重視する家庭が増えている。

通塾率の上昇とあわせて注目したいのが、受験勉強を始めるタイミングの変化。塾を活用する家庭が増えている背景には、受験準備そのものを早めに始めようとする意識の広がりがあると考えられる。2026年度の結果では、「中3から受験勉強を開始した」とする割合が28%と前年の48%から20ポイント減少し、今回の調査で最も特徴的な変化といえる。
その分、開始時期は前倒しされており、「中2」が39%(前年30%)、「中1」が20%(同18%)と増加しているほか、小学生段階から始める層も拡大。合算すると、中2までに勉強を開始する割合は72%(前年52%で+20%)で、受験勉強は「中3から本格化」ではなく、「中2までにスタート」する層が多数を占めた。実際に、中3から受験勉強を本格化したケースでは「もっと早く始めればよかった」という反省の声も寄せられている。

2026年度の高校受験を終えた家庭では、受験対策にどのくらいの費用がかかったのか。高校受験にかかった費用を見ると、大多数が150万円以内に収まっており、なかでも最も多かったのは「51〜100万円」33%で、この価格帯が高校受験費用のボリュームゾーン。
一方で、151万円以上かかった家庭は全体の約2割にとどまり、費用が高額になるほど割合は大きく下がる傾向。高校受験では塾代や季節講習、模試代、受験料など複数の支出が発生するものの、総額150万円以内がひとつの目安といえる。

今回の調査結果では、「塾・季節講習代」が69%で最多だったが、保護者はどのような点に価値を感じているのだろうか。保護者の声を総合すると、塾や季節講習への支出は、単なる学習量の確保にとどまらず、「最新の入試情報に基づく対策」「個別最適な指導による弱点補強」「受験期に集中できる環境づくり」といった、家庭では補いにくい要素を担っている点に価値が見出されていた。

一方、保護者が無駄だったと感じている支出を聞いたところ、最も多かったのは「教材代」46%で、次いで「塾・季節講習代」36%だった。塾・季節講習代は「かけて良かった費用」にも上がっているが、どういったケースで無駄になってしまうのか。保護者の声からは、不安から教材や講習を増やしすぎた場合や、子どもの学習タイプや指導形態(集団・個別)との相性を見極めずに選んだ場合に「無駄だった」と感じやすいことが分かった。
高校受験を終えて感じる反省点で目立つのが、学校説明会や見学への参加。「もっと早くから情報を集めていれば、より納得できる選択ができたのではないか」と感じている保護者が少なくない。
ネットの情報だけでは分からない校風・授業・部活動の雰囲気や通学のしやすさは、足を運んで初めて実感できるもの。できるだけ早い段階で学校説明会や見学を済ませておくことで、「志望校を比較したうえで選ぶ」という時間を十分に確保でき、納得感がさらに高まるといえる。
また、わが子の将来を想うあまり、つい口を出しすぎてしまうのは、多くの保護者に共通する悩み。今回の調査で寄せられた保護者の関わり方について振り返るコメントの多くは、日々の過ごし方や声かけ、家庭内の空気感といった「支え方」に関する内容だった。
この調査は、2026年に高校入試を終えた子どもを持つ保護者を対象に、今年3月にインターネットで実施した。有効回答数は100人。
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