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2026年8月3日
Sky、文科省の実証事業参画事例「学校でのセキュアなAI環境の構築と利活用の定着を支援」公開
Sky は7月30日、SI事業の一環として提供する「生成AIソリューション」の事例として、文部科学省の「次世代の校務デジタル化推進実証事業」に参画した事例を新たに公開した。
Skyは2024、2025年度に、埼玉県新座市教育委員会・兵庫県宝塚市教育委員会と連携し、文部科学省の校務への生成AI活用に関する実証事業に参画した。児童生徒の機微な情報を安全に蓄積・活用できるセキュアな環境を確立し、生成AIのチャットボットシステムを構築。校務の効率化を目指して、教職員のニーズに寄り添う機能を搭載するとともに、研修やコミュニティ運営といった伴走型のサポートを通じて利活用の定着を推進した。
教職員の働き方改革が求められるなか、教育現場でのAI活用には主に以下の課題や背景があった。
• 教職員の働き方改革や教育活動の高度化に向け、校務における生成AIの活用が急務となっている
• 汎用的な生成AIサービスには、成績などの機微情報を入力できない課題がある
• 文部科学省の実証事業に参画し、埼玉県新座市・兵庫県宝塚市の両教育委員会と連携して生成AI活用の実践的なユースケースの創出を目指した
セキュアな生成AI環境を構築するため、両教育委員会と共にこれまで整備してきたICT基盤に以下の仕組みを導入した。
• すでに整備されているフルクラウドの環境を生かし、機微な情報を安全に蓄積できるデータレイクを構築
• データレイク内の情報や入力したプロンプトが、外部のAIモデルに学習されないセキュアな仕組みを実現
▼新座市教育委員会・宝塚市教育委員会に構築した、重要性の高い情報を取り扱える生成AI環境

教職員が日常的に利用しやすいよう、対話形式で活用できるチャットボットシステムをベースに多彩な機能を順次搭載した。
• 成績推移の可視化と、対話を通じた傾向分析や指導方針の検討が行える「ダッシュボード」機能を実装
• 実際の場面を想定した対話を行い、対話スキルの向上や心理的負担の軽減を図る「保護者対応ロールプレーイング」機能を搭載
• 若手教員の相談役となる機能や校務支援システムのマニュアルを参照する機能など、現場のニーズに寄り添う機能を拡充
教職員の不安を解消し、利活用を日常の業務へ定着させるため、システム提供にとどまらない以下の支援を行った。
• アンケートで現場のニーズを把握し、学校ごとの実態に合わせた独自のワークショップ形式の研修を実施
• 専用コミュニティを開設し、活用上の疑問解消や教職員間での効果的なプロンプトの共有・学び合いを促進
• これらの支援を通じて「まずはAIに聞いてみよう」という前向きな組織文化の醸成を後押し
2年間にわたるシステム提供と伴走型サポートの両面からアプローチした結果、主に以下の成果を得ることができた。
• これまで汎用的な生成AIサービスでは扱えなかった児童生徒の機微な情報を、安全に利活用できる環境を早期に構築
• 所見や学級通信の素案作成、学級編成の検討など、多岐にわたる校務において業務効率化の可能性を実証
• システムの活用にとどまらず、学校全体でAI活用に挑戦する前向きな組織文化の醸成を包括的に支援
本実証事業を通じてセキュアなAI活用の可能性が示された一方で、現場への普及や定着に向けては主に以下の課題や重要性が浮き彫りになった。
• 教職員が「どの情報をAIに入力してよいか」を意識しなければならない心理的負担や、活用イメージの不足
• 不要なデータの大量蓄積によって回答の信頼性が損なわれる懸念と、教職員が投入データの形式や「どの情報をAIに入力してよいか」を迷う心理的負担を軽減し、直感的なデータ蓄積の仕組みを構築
• 「AIモデル」「参照データ」「適切な指示」の3要素を連携させ、回答精度のさらなる向上と信頼性を確保
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