2026年8月24日
高校教員の1日に密着、カシオ「ClassPad.net」活用で年間約154時間の創出を試算
カシオ計算機は20日、ICT学習アプリ「ClassPad.net」を活用する高校教員の1日に密着し、ICTが教員の業務効率化や生徒と向き合う時間の創出にどのように寄与しているか調査・取材結果を発表した。
取材では、授業準備や提出物確認、授業中の板書・意見共有、成績処理などにおいて効率化が見られ、1日あたり約53分、年間では約154時間分の時間創出につながる可能性が示されている。
近年、教育現場では教員不足や長時間労働が社会課題となっている。公立学校教員採用選考試験の競争率は低下傾向が続いており、高等学校では前年度の4.4倍から3.8倍へ低下。教員を目指す人材の確保が課題となるなか、現場では「教員が生徒と向き合う時間をどう確保するか」が重要なテーマになっている。
こうした背景を受け、カシオ計算機のICT学習アプリ「ClassPad.net」を導入する浦和実業学園高等学校の田口純平教諭に密着し、高校教員の1日の業務がICT活用によってどのように変化するのかを確認した。
今回の密着取材では、授業準備、授業中の板書・共有、提出物確認、成績処理、翌日の授業準備など、授業に関わる複数の業務で効率化が見られ、1日あたり約53分、年間では約154時間分の時間創出につながる可能性が示された。
創出された時間は、単なる業務削減にとどまらず、生徒との対話、個別の学習支援、授業改善など、教員が本来注力したい活動に充てることができ、授業の質向上や生徒と向き合う時間の創出にもつながるという。
今回密着したのは、私立浦和実業学園高等学校で国語を担当する田口純平教諭。教員歴20年の田口教諭は、日々の授業や部活動、成績処理、授業準備に加え、生徒との面談や他教員へのICT活用支援など多岐にわたる業務を担っている。
密着取材では、朝の授業準備から夜の翌日準備まで、1日の業務の中で「ClassPad.net」がどのように活用されているかを確認した。
【主な注目点】
・授業準備、生徒の意見や提出物の確認
・授業中の板書
・意見共有
・辞書検索
・成績処理
・授業後の振り返りや質問対応
その結果「ClassPad.net」を活用することで、1日あたり約53分の時間創出につながる可能性が示された。
今回の密着取材では、「ClassPad.net」の活用により、授業準備や提出物確認、授業中の板書・共有、成績処理などの業務で時間削減が見られた。
たとえば、授業準備では生徒が提出した意見を「ClassPad.net」上で一斉に確認できるため、授業内容のアップデートにかかる時間を短縮できる。一度作成した教材を複数クラスで活用できることも業務時間短縮につながっていた。
授業中には生徒の意見を黒板に投影してクラス全体で共有することで、板書にかかる時間を削減。また、デジタルノートから直接辞書検索ができるため、検索にかかる時間も短縮された。さらに、成績処理では小テスト結果の書き出し機能を活用することでデータ整理や入力にかかる時間を削減。
これらの業務改善を積み上げると、1日あたり約53分、年間175日換算で約154時間分の時間創出につながる試算となる。
ICT活用による効果は、単に業務時間を短縮することだけではない。授業前に生徒の意見や質問を確認できることで、教員は生徒一人ひとりの理解状況やつまずきを把握しやすくなる。
その結果、授業内容を生徒の実態に合わせて調整しやすくなり、個別最適な学びの実現にもつながる。また、授業中に生徒の意見をクラス全体で共有することで、一部の生徒だけでなく、多様な考えを授業に取り入れることができる。生徒にとっては、自分の考えが周囲に認められる機会にもなり、主体的に学ぶ姿勢を育むきっかけになる。
「ClassPad.net」は、カシオ計算機が提供するオールインワンのICT学習アプリ。
オンライン辞書機能、デジタルノート機能、授業支援機能、学習ツール機能など、学習に必要な機能を一体化しており、授業準備から授業中の活用まで支援する。
提出箱機能や送受信機能を活用することで、課題の管理や確認にかかる時間を削減できる。また、カシオの電子辞書から厳選した辞書・参考書を利用できるため、生徒は信頼性の高い情報にアクセスしながら学習を進めることができる。
現在、「ClassPad.net」を含めカシオグループのアプリ(Libry、Q Bank含む)は国内高等学校を中心に1454校で利用されている。(2026年3月末時点)
高校だけでなく、小中学校や大学向けの機能も備えており、教育現場におけるICT活用を幅広く支援している。
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