2026年9月11日
明星大学、データとAIを活用した大学運営に向けデータ基盤を検証
明星大学は10日、データとAIを組織的に活用した大学運営の実現に向け、ハーモニープラスと連携し、Microsoft Fabricを活用したデータ基盤構築の概念実証(PoC)を実施したと発表した。

入試関連業務を対象とした今回の取り組みを通じて、分散していたデータの集約や業務効率化の可能性を検証するとともに、将来的な全学展開に向けた第一歩を踏み出した。今後は、対象領域を段階的に拡大し、入試、教学、学生支援、進路など幅広い分野でデータやAIを活用した大学運営を目指すという。
今回の概念実証では、将来的な全学展開を見据え、まずは入試関連業務を対象に取り組んだ。入試業務では、複数のシステムやファイルに分散したデータを扱う場面が多く、データ基盤や業務アプリの有効性を検証する対象として選定した。
<本実証のポイント>
• 入試‧高校関連データをMicrosoft Fabric上に集約
• 集計、転記、書類作成などの業務効率化を検証
• Microsoft Power Appsによる業務アプリを構築
• 業務改革推進チーム、入試実施チーム、情報システムチームが連携して推進
• 将来的な全学的データ活用を見据えた基盤として検証
本実証の実施概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施期間 | 2026年4月から約3か月 |
| 実施主体 | 明星大学 学苑・大学企画局 経営企画ユニット 業務改革推進チーム 明星大学 学苑・大学事務局 アドミッション・就職ユニット 入試実施チーム 明星大学 学苑・大学事務局 情報システムユニット 情報システムチーム |
| 支援企業 | ハーモニープラス株式会社 |
| 技術基盤 | Microsoft Fabric、Microsoft Power Apps |
今回の概念実証では、将来的な全学展開に向けた基盤として、以下の成果を確認した。
①分散していた入試‧高校関連データを一つの基盤に集約
複数のシステムやファイルに分かれていた入試‧高校関連データをMicrosoft Fabric上に集約し、データを段階的に整形‧統合する基盤を構築。個別のファイルをその都度収集‧加工するのではなく、業務で利用するデータを共通基盤から継続的に活用でき、AI活用にも対応できる基本構成を確認。
②業務アプリによる業務効率化の可能性を検証
Microsoft Power Appsを活用し、職員が利用する業務アプリを構築。従来、手作業で行っていた集計、転記、書類作成などの一部業務について、アプリ上で効率的に実施できる可能性を確認し、業務負担軽減に向けた有効性を検証した。
③組織横断による推進体制を構築
既存業務をそのままシステム化するのではなく、業務課題の整理からデータ基盤の設計、業務アプリの構築までを一体的に実施。業務改革推進チームを中心に、入試実施チーム、情報システムチームが連携し、ハーモニープラス株式会社の支援を受けながら、課題整理から企画、設計、構築までを推進した。
明星大学では、今回の概念実証をデータとAIを活用した大学運営に向けた第一歩と位置付けている。今後は、今回検証したデータ基盤の活用範囲を段階的に拡大し、入試だけでなく、教学、学生支援、進路など幅広い領域でデータを活用できる環境の整備を進めていく。また、大学内に蓄積されたデータを横断的に活用することで、教育課題の把握や業務改善を支えるとともに、将来的にはAIの活用も視野に入れながら、データに基づく意思決定を支える大学運営の実現を目指すという。
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