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2026年10月5日

neoAI、ベネッセ向けに生成AIを活用した校正AIを開発

neoAIは2日、ベネッセコーポレーション向けに、生成AIを活用した校正AIを開発したと発表した。

本校正AIは、法人向けAIエージェントプラットフォーム「neoAI Chat」をベースに、ベネッセの校正業務に特化したAIアシスタントを構築するとともに、業務要件に合わせた機能のカスタマイズ開発を行ったもの。

ベネッセが蓄積してきた膨大かつ複雑な校正ルールや業務知識を参照し、PDFや画像形式の校正物を多角的にチェックする。誤字脱字や表記揺れに加え、締切日・受講費・契約条件の整合性など、従来のルールベースの校正では検出が難しかった、文脈や業務知識に依存する誤りについても、理由とともに指摘する。

さらに、事業部や商材ごとに異なる校正ルールを現場で更新し、次回以降の校正に反映できる仕組みも開発した。これにより、大量の校正物を効率的に確認しながら、担当者が指摘の妥当性や修正方針の判断に集中できる校正基盤を実現した。

ベネッセでは、教材や各種サービスに関する広告物など、多岐にわたる制作物の校正業務を行っている。制作物の校正では、一般的な誤字脱字や表記揺れだけでなく、締切日・受講費・契約条件といった、事業部や商材固有のルールに基づく確認も求められる。

従来のルールベースの校正は、辞書やパターンに一致する明確な誤字脱字・禁則の検出を得意とする一方で、事前に登録されていない表現や、文章の意味・文脈を踏まえた確認には限界があった。

また、校正業務は、ベテラン校正者の経験や知識に支えられている部分も多くある。こうした知見を組織的に蓄積・活用しながら、大量の制作物を効率的かつ高い品質で校正できる仕組みが求められていた。

neoAIは「neoAI Chat」をベースに、ベネッセが保有する校正ルールや業務知識を組み込んだ、校正業務特化型のAIアシスタントを構築した。あわせて、PDF・画像形式の校正物の解析、指摘理由の提示、現場でのルール更新など、ベネッセの業務要件に即した機能をカスタマイズ開発している。

これにより、汎用的な生成AIの導入にとどまらず、ベネッセ固有の校正ルールや業務プロセスに適合し、現場で継続的に改善できる校正基盤を実現した。

校正AIは、広告物などの校正物と、ベネッセが保有する校正ルールを照合し、確認が必要な箇所を抽出。

業務担当者は、校正物の種類や目的に応じて、以下の3つのモードを使い分けることができる。

• 単純校正:誤字脱字、表記揺れ、送り仮名、禁則などを確認
• つきあわせ校正:社内ルールや商品・サービス固有の情報と原稿を照合
• 漢字校正:漢字の表記や使い方を確認

生成AIによる指摘結果は、該当箇所、正しい表現、指摘理由をセットで提示する。結果はチャット画面上で確認できるほか、Excel形式で一括出力できるため、確認から記録、関係者への共有までを一気通貫で行える。

本プロジェクトでは、真に指摘すべき箇所をAIが正しく指摘できた割合である「検出率」を主な評価指標とした。

検出漏れを防ぐためにAIの検出範囲を広げる一方で、誤りではない箇所への不要な指摘である「過検知」を、検出率を下げない範囲で削減している。

具体的には、以下のサイクルを継続している。
1. 最終的に人が指摘すべき箇所を漏れなくカバーできるよう、検出率を高める
2. 明らかに誤りではない指摘を、プロンプトの調整によって削減する
3. AIが指摘として残すべき基準を、実際の校正結果をもとにすり合わせる

AIが幅広く指摘候補を抽出し、最終的な採用可否を人が判断する設計とすることで、見落としを抑えながら、高精度かつ効率的な校正を目指している。

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