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聖望学園中学校高等学校/「考える時間」を生み出し、これまでの授業を変えるツールとして生かす

聖望学園中学校高等学校
「考える時間」を生み出し、これまでの授業を変えるツールとして生かす

聖望学園中学校高等学校(埼玉県飯能市)は、2016年より新中学1年生全員を対象にiPadを導入しました。同時にMetaMoJi ClassRoomを授業支援ツールとして導入し、タブレットの一人1台環境を活用し、それを最大限に生かせる様々な工夫が授業の中に見られます。より質の高いアクティブ・ラーニングを目指すべく、同校では生徒同士のコミュニケーションを重要視してMetaMoJi ClassRoomを生かしています。

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主体的に学べる環境を実現するためにiPadを導入

聖望学園中学校高等学校の中学校では、2016年4月より新中学1年生全44名を対象に、iPad Air 2を導入して1人1台環境をスタートしました。社会の変化や時代の流れに合わせて、教育現場においてもICT の活用が重要視される中、聖望中学校でもICTを取り入れた新しい学びへ挑戦することになりました。

同校の髙橋宏彰教諭は、「iPadを導入することで、基礎学力の向上を図るためにeラーニングを取り入れたり、生徒たちが自分で家庭学習を進めることができる環境を提供したいと考えました」と語っています。時間や場所に制約されることなく、いつでもどこでも学習できるiPadのメリットを生かして、生徒たちの学ぶ選択肢を広げていきたい考えです。

“生徒が考える授業”を目指す

髙橋宏彰教諭

髙橋宏彰教諭

聖望中学校がMetaMoJi ClassRoomを導入した理由について髙橋教諭は、「授業や家庭学習など学校生活のさまざまな場面で活用できると思いました」と語っています。「板書や資料提示、授業中のプリントや宿題の配信はもちろん、教員と生徒の個別連絡や、クラスページを用意して掲示板のように使うなど、いろいろな場面で活用できると発想を広げることができました」(髙橋教諭)。iPadの1人1台環境を最大限に引き出すツールとして、MetaMoJi ClassRoomが有効だと考えたようです。

小林堅二教諭

小林堅二教諭

なかでも積極的に取り組んでいるのは、MetaMoJi ClassRoomを活用したアクティブ・ラーニングの授業です。数学を受け持つ小林堅二教諭は、「授業の中で、生徒が“考える時間”を創り出したい。教員が一方的に話し、板書を写して終わるような従来の授業から離脱して、生徒たちが交流しながら学び合う授業を目指したい」と語っています。

小林教諭は、板書を写す時間を減らすために、MetaMoJi ClassRoomで基礎的な内容をまとめた自作の穴埋め問題を生徒に配信しています。また、穴埋め問題と一緒に、問題を解く解答用シート、友達と教え合うために使う学び合いシートなど、目的に合わせたシートも用意し、生徒同士がコミュニケーションを取りながら学ぶ環境づくりにMetaMoJi ClassRoomを生かしています。

全員の解答を黒板に投影。“分かりません”と言える雰囲気を作る。

全員の解答を黒板に投影。“分かりません”と言える雰囲気を作る。

これによって、MetaMoJi ClassRoomに書き込まれた全員の解答を教室前の黒板にモニタリングし、理解をした生徒がつまずいている生徒のところへ駆け寄って教えたり、分からない生徒が“分かりません”といえる雰囲気が作りやすいというわけです。みんなで問題を解決していこう、分からないことは恥ずかしいことではないから意思表示をしよう、そんな学びの雰囲気をMetaMoJiで築き、より質の高いアクティブ・ラーニングにつなげていきたい考えです。

生徒同士は分からないことを話し合い、教員は生徒の理解度や考え方 をリアルタイムに把握できる学習環境を築く。

生徒同士は分からないことを話し合い、教員は生徒の理解度や考え方 をリアルタイムに把握できる学習環境を築く。

髙橋教諭は「モニタリングの機能を使うことで、机間巡視をしなくても作業中のノートを一括で見ることができ、生徒たちの理解度や考え方をリアルタイムで知ることができるので便利です」と語ります。MetaMoJi ClassRoomには、生徒が『○』『?』をタップするだけで理解度を教員に知らせることができる機能もあります。授業中に生徒が何を考え、どこまで理解しているのか、生徒からの意思表示がしやすく、また教員もそれを把握しやすい学習環境を築くことができます。

 

教材づくりにも大いに生かす

聖望学園中学校では、教員が自作教材を作る際にもMetaMoJi ClassRoom を生かしています。例えば、髙橋教諭は一斉学習の場面で、自作した問題演習のプリントをMetaMoJi ClassRoomで生徒と共有し、タブレットに書き込みながら説明をします。生徒のタブレットには髙橋教諭の書き込みがリアルタイムに反映されるため、生徒は今どこを見るべきか焦点化されます。さらには、その様子を教室の黒板にも投影し、レーザーポインターで説明したり、見せたい部分をズームインして映写したりもします。生徒の理解を深めるために、生徒が個別にタブレットの画面を見る、黒板上の画面を皆で見る、などさまざまな“見せ方”ができる MetaMoJi ClassRoom の機能を生かしています。

小林教諭の場合は、最初から完璧なものを作り込むのではなく、Word や PDF で作成した教材の必要な部分だけを切り取って MetaMoJi ClassRoom に貼り付け、あとから必要なコメントやアンダーラインを書き込むといいます。小林教諭は、「あとから編集がしやすいのがメリットです。イラストを入れたり、ちょっとした絵を描いたりして、生徒たちの興味を引き出しやすい教材が作れると思います」と語っています。 .

授業を変えるツールへ進化させたい

「MetaMoJi ClassRoomを使うようになってから、授業の形態が変わりつつあります」と話す両教諭。今後は、生徒たちが撮った写真でプレゼン資料を作成したり、前に出て説明する機会を多く設けるなど、発表スタイルを変える手段としても活用したい考えです。MetaMoJi ClassRoom のポテンシャルを引き出しつつ、授業のあり方を変えるツールへ。聖望学園中学校のICT 活用は、MetaMoJi ClassRoomが支えています。

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