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    すららネットが企画・運営する「すららカップ」の本当の意味とは

2023年6月21日

点数ではなく「がんばり評価」で主体的な学びにスイッチオン!!
すららネットが企画・運営する「すららカップ」の本当の意味とは

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点数や偏差値ではなく、「がんばり」を評価する――。
勉強が苦手で、テストでなかなか点数を取ることができない生徒が、その苦手な勉強で評価されることがあったら、その子にどんな影響があるのだろうか。
ICT教材「すらら」や「すららドリル」でおなじみの株式会社すららネットでは、点数や偏差値ではなく「がんばり」を評価し、同じ教材で学習をする周りの子どもたちと切磋琢磨し合える「すららカップ」というイベントを企画、実行している。

「すららカップ」は、すららネットの「すらら」「すららドリル」、「ピタドリ」、海外向け「Surala Nija!」のユーザーを対象に、設定した期間内での学習時間や立てた目標の達成度を評価するというイベントだ。子どもたちの学習ログを活用して、学習時間を努力量とみることで新しい評価指標するという発想は、まさにICT教材ならではだ。

この「すららカップ」がどのような想いで企画され、実際にどのような成果や効果が出ているのかをお伝えする。

すららネットの教材開発の目的とその狙いを具現化
「努力は成果につながる」ことを実際に経験する場こそが「すららカップ」

「すららカップ」は、「すらら」「すららドリル」などすららネットのICT教材を利用する全国の公立、私立の小中高等学校をはじめ、自治体、学習塾、進学塾、フリースクール、通信学校、放課後等ディサービスや国内外の自宅学習に加え、海外向け算数教材の「Surala Ninja!」を利用する海外の児童生徒など、年齢や地域、言語が異なっていても参加できるイベントだ。

そもそも「すららカップ」を始めた理由は、同社の教材開発の目的が背景にある。すららネットの代表取締役である湯野川氏は教材開発の目的を次のように語っている。

「学生のうちに勉強による成功体験を積んでいる子どもは、大きな自信を身につけることができます。『自分はどうせできない』『がんばっても無駄だ』『できる人は最初から違う』と決めつけずに努力を重ねることは、必ず成果につながります。そして、努力は成果につながることを実際に経験することで、『やればできる』という、人生において最も重要なマインドセットを自分の心に醸成することができるのです。当社は、子どもたちがこのような経験を積むことで、将来の選択肢と未来の可能性を拡げられるよう『すらら』を開発しました」。

すららネットの教材による学習を通じ、子どもたちが「やればできる」という自己肯定感、自己効力感を持てるようになることを目指しているのが、すららカップなのだ。

狙いは「学習習慣の定着」「自己肯定感の向上」と「自己調整学習・データ利活用」

「すららカップ」は2011年からこれまで19回開催している。子どもたちの学習習慣定着、自己肯定感の向上は、イベントの一貫した狙いだ。加えて直近の第19回では、自己調整学習とデータの利活用という狙いを設けた。

学習習慣の定着について、イベント前後で学習時間を比較したところ、もともと学習時間が短い児童生徒の方が、最終的な学習時間が増加する傾向にあることが分かった。このことから、すららカップは勉強が苦手、勉強が好きではない子どもにとって、勉強をするきっかけになっていることがいえるだろう。


また自己肯定感の向上については、こちらもイベント前後で参加者にとったアンケートから、親や先生などにほめられる機会が増えたこと、「自分にはいろいろないいところがある」「自分のことが好き」と思う児童生徒が増加したことが分かった。

そして自己調整学習とデータの利活用については、新たな仕掛けをしたのだ。自己調整学習に対しては「ストラテジーシート」を用意して、自由にダウンロードして使えるようにした。シートに自分で目標や学習計画を記入し、定期的に振り返って学習計画を見直すためのツールだ。いわゆるPDCAサイクルを自分でできるようにした。


データの利活用については、期間を区切って参加者の学習ログを分析し、「みんなの苦手なユニットランキング」として情報を公開した。「ほかの人はどんな単元が苦手かな?」「自分はここが得意だ!」などと児童生徒のメタ認知の育成につながる。学校や塾ではプリントアウトして教室内に掲出するなどして、2か月間の長期間の取り組みに対する起爆剤としても活用された。先生にとっては、データに基づいた子どもたちの苦手単元を把握することができる。弱点克服のために効率よく課題を出すことがきたという声もあったことから、データの利活用につながったといえるだろう。

 

結果発表と表彰式は子どもたちだけでなく先生や保護者も歓喜

すららカップの最後には、オンラインで最終結果発表と表彰式を行った。期間の途中には中間発表を行っているのだが、それがそのまま最終結果となるかどうかは当日にならないとわからない。様々な部門賞が設けられているため、上位入賞が確定している学校や塾、個人ユーザーのみなさまに事前にお声がけはしているものの、最終結果は知らせていない。画面の向こう側で、子どもたちも先生や保護者はドキドキしながら結果発表をまっているのだ。3位以上の受賞者には、それぞれに取り組み方や参加した感想などをインタビューする。子どもだけでなく、先生や保護者も歓喜している様子が印象的だ。勉強ではなかなか目立つことが難しい子どもたちも、すららカップでは多くの人たちの前でがんばりを称えられるのだ。

「すららカップ」大規模校部門1位の中学校の取り組みに学ぶ
生徒と先生の信頼関係が作り出す“「すらら」学習が当たり前”の空気感

すららカップの学校部門、学校対抗戦では、大規模校ランキングでは、郁文館夢学園(東京都)が見事1位を獲得した。同校中学2年生(当時、現在中学3年生)の3人の生徒が、1位になった感想とすららカップへの取り組みについて話してくれた。「1位になったことはとても嬉しい」としながらも、1位になるために特別な取り組みをしたかというと実はそうでもなく、いつも通り「すらら」学習をしていたという。

「先生たちが自分たちに足りないところを考えて課題として配信してくれる」と話す高 嘉慧(こう よしえ)さんは、先生の配信した課題に取り組むことで、苦手な英語ができるようになったと笑顔で語るまた今後は、高校生範囲も先取りして学習していきたいと意欲を見せる生徒もいた。苦手を克服するも、興味があることを先取りするも、子どもたち自ら学習をデザインし、そのことへの取り組みが評価につながる「すららカップ」だからこそ、自己調整学習が自然と身についていくのだ。

「すららカップ」優勝の感想や期間中の取り組みについて語る生徒たち

「生徒たちが自分たちで進んでやっているだけです」と語る大槻岳人教諭。先生側は何か特別なサポートをしているのかと思うと、そうではなかった。ただし、意識していることはあるという。それは、学習ログから個々の弱点把握と進捗確認、そして生徒への声がけだ。「クラスで学力差があるなか、学力中間層の生徒に賞賛やモチベートアップの声がけを、クラスみんなが聞こえるようにしています」と実践していることを紹介。そうすることで学力上位層の生徒はさらにやる気を起こし、学力下位層の生徒は自分もできそうとやる気を起こすという。

生徒と先生のお互いの信頼関係によって、「すらら」学習に取り組むのは当たり前という空気感を教室内に創り出しているようだ。

生徒たちのモチベートに工夫を重ね続ける大槻教諭(右)と伊奈教諭(左)

実は、すららカップで成果を出すポイント一つに、“先生や保護者などサポーターの積極的関与で、児童生徒が努力をすることのできる環境作り”があげられる。同校では、生徒の苦手課題を配信すること、生徒への声がけの工夫など、まさに先生の積極的関与が、生徒たちが努力をすることができる環境作りをしていたと言える。

点数じゃないから苦手教科に取り組める。頑張りが視覚可されるから大人の視点も変化
自己肯定感を醸成する「すららカップ」が生み出す相互作用

オンラインイベントでは、様々ある部門賞の受賞者からそれぞれコメントをもらう。その中で印象的だったのは、「評価指標が点数ではなく、勉強時間という努力の量のため、あえて苦手科目に取り組んだ」という子どもたちが多くいたことだ。「英語が苦手だから英語の勉強をした。学校の単語テストで100点が取れてすごく嬉しかった。これからもっと勉強しようと思う」、「歴史が好きではなかったけど、すららカップの期間中歴史の勉強をした。わかるようになって面白くなった。」これこそ、すららネットが目指す子どもたちの変化だ。「やればできる」という自己効力感を持てるようになった証だ。
一方先生や保護者からは、子どもたちの見方を変えるきっかけになったとの感想が上がった。子どもたちの学習ログを先生や保護者も確認することで、「取り組んでいないこと」ではなく「取り組めたところ」「できたこと」にフォーカスすることができるからだ。イベント前後でのアンケートでは、「がんばったことをほめてもらえる」と回答した児童生徒は2倍に増加した。この結果から、先生や保護者の声がけが変化したことがうかがえる。
こうした様々な要因、環境の相互作用を作り出すことで、子どもたちの自己肯定感の醸成につなげることに「すららカップ」の本質がある。

独自の「すららカップ」実施校が続々登場。さらなる広がりに期待

すららネットが主催する「すららカップ」は年に1回だが、「すららカップ」の効果に着目し、独自に「すららカップ」を実施している学校や塾がある。

第19回「すららカップ」の主幹を務めたマーケティンググループの村上知江理は、学校チーム所属だ。村上は「学校独自の『すららカップ』実施校は、近年増加傾向にあります。生徒の学習習慣の定着のきっかけになった、苦手科目に取り組むようになったなど、先生方からお声をいただきます」と学校独自の「すららカップ」の効果を実感している。

そして、今後の「すららカップ」の展望について、次のように語った。「これからも『すららカップ』の意義や有用性をしっかり伝えていきたいと考えています。そのためにエビデンスとなるデータを多角的に蓄積していくことが必要です。また、学校や塾独自での『すららカップ』の取り組みを増やしていきたいです。次は記念すべき第20回となります。これまで以上に多くの子どもたちに参加してもらいたいと思います。」

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