2014年9月25日
Asuka Academy/進む“電子教科書の仕様標準化”について語る
Asuka Academyは19日、セミナー「グローバルな観点でのオープンエデュケーション、電子教材の活用について」を、東京の明治大学国際総合研究所で開催した。
セミナーでは、福原美三理事長ほかが、教育現場でどのようにオープンエデュケーションを活用していけばよいのか、また、電子教材や電子教科書の活用についての最新情報や学びの潮流について紹介。
岸田徹副理事長が、「未来の学び」と題して「学びの革命」「学びと教育の統合」「Open Learning」について語った。
「学習」は、これまで個人の裁量に任されているものであったが、ラーニング・デザインという概念により劇的な変化が生まれたという。
さらに、教室での集合的な教育、eラーニングによる個別学習、ソーシャルラーニングによる協働学習の3つが統合されることにより、学習者の成績や評価についても、これまでの成果によるものだけでなくプロセス自体も評価対象になると、岸田副理事長は説明した。
次に、田村恭久理事が「電子教材の現在と未来」と題して講演し、現在進められている、電子教科書の研究開発プロジェクトなどについて紹介した。
文部科学省では「デジタル教材等の標準化に関する企画開発」(受託:電通)として、EPUBをプラットフォームとしたプロジェクトを推進。現在、企画調査とコンテンツ・プラットフォームの試作中だという。
また、総務省では「教育分野における最先端ICT利活用に関する調査研究」(受託:JAPET)プロジェクトを進めている。プラットフォームはHTML5だという。
様々な取り組みが進められる中、田村理事は電子教科書の仕様標準化のメリットについて、教師や生徒の操作上の混乱を防ぐことができ、出版社でも編集環境や操作環境が整うことで開発工数低減につながると、その重要性を語った。
関連URL
最新ニュース
- 全国の学校施設づくり関係者と文科省がフラットにつながる「CO-SHA Slack コミュニティ」始動(2025年12月19日)
- eスタジアム、和歌山県主催・第2回「和歌山県高校eスポーツ選手権2026」に参画(2025年12月19日)
- 習い事や学習塾、8割以上の親が「子どもの成長につながった」と実感 =イー・ラーニング研究所調べ=(2025年12月19日)
- 子どもの新年の目標・抱負、8割以上の親が「達成のために助言や手助けをした」=栄光ゼミ調べ=(2025年12月19日)
- Biz Hits、理系出身者に聞いた「理系におすすめの職業」ランキング(2025年12月19日)
- デジタルハリウッド、neoAIと共同開発した壁打ちチューターAI「Ututor」が「生成AI大賞2025」優秀賞受賞(2025年12月19日)
- FC今治高校×三菱電機、「未来の理系人財」育成プロジェクトで共創ワークショップ開催(2025年12月19日)
- ARI、長岡技術科学大学でAIを使いこなす視点を学ぶ「キャリア形成研修」実施(2025年12月19日)
- 日本数学検定協会、「すらら国際デジタル算数/数学コンテスト2025」に数検3級から8級の英語版の問題提供(2025年12月19日)
- わけわけ、子どもの我流プログラミングを本物の教養へ変える「ゲームクリエイター探究講座」オンライン説明会開催(2025年12月19日)














