2014年2月21日
ドリコム/データ活用テーマに『EdTech Night!第2夜』を開催
ドリコムは20日、「教育×インターネット」の未来を切り開くイベント『Ed Tech Night!第2夜』を開催した。
『Ed Tech Night』は、教育現場の抱える課題を紐解き、インターネット技術とデバイスの変化によってどのような可能性があるかを語りあうイベント。今回は、「データは学習のあり方を変えるのか?」という疑問提起のもと、学習効果や継続性を高める取り組みにフォーカスし、技術とデバイスの変化によって生まれる教育の未来を語り合った。
講演者は、湘南ゼミナール 高塚篤取締役とFLENS 大生隆洋代表取締役、広尾学園中学校・高等学校 榎本裕介氏、ディー・エヌ・エー(DeNA)アプリゼミ総合プロデューサー 床鍋佳枝氏、ドリコム 石井学ソーシャルラーニング事業部長の4組。サービス開発や教育現場でのデータ活用について、それぞれの立場から具体的な内容を紹介した。
DeNAの床鍋氏は、モバイルインターネットでのノウハウを活用して教育分野に参入し、教育(エデュケーション)とエンターテイメントを融合した”エデュテイメント”というコンセプトの教育アプリ「アプリゼミ」のサービス開発段階におけるデータ活用について紹介した。
SCRAM(スクラム)という開発手法を用いてPDCAサイクルの高速化を図るために、様々なユーザーテストの結果をデータ化して活用。また、「アプリゼミ」のコンセプトである「楽しく学ぶ」の実現のため、日常に近い環境で脳の反応を計測できる日立の「光トポグラフィ」を使った子どもたちの反応データの収集、分析なども実施したという。
講演後のパネルディスカッションでは、今後の「Ed Tech」のトレンドなどについて意見を述べ合った。FLENSの大生代表が「今のリテラシーで使えるサービスであることが大事」、湘南ゼミナールの高塚氏が「知育アプリの進化が凄まじいが、リアルとICTが手を取り合うことが必要だ」、広尾学園の榎本氏が「隙間で勝手に学ぶ感じがトレンド」等と語り、ドリコムの石井氏が「強い意志を持ってデータ集めを行うためにも、自分たちの提供するサービスに対してぶれない理念が必要だ」とまとめた。
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