2014年4月16日
総務省/フューチャースクールの成果をもとにICT利活用のガイドライン策定
総務省は15日、「教育分野におけるICT利活用推進のための情報通信技術面に関するガイドライン(手引書)2014(中学校・特別支援学校版)」を発表した。
ガイドラインは、2010年度から2013年度にわたり、中学校8校、特別支援学校2校などを対象に実施した「フューチャースクール推進事業」の実証事例をふまえ、ICT環境の構築、運用、活用のポイントや留意点をまとめたもの。
中学校や特別支援学校へ、ICT環境を導入する際に必要な作業や留意点のほか、タブレット端末、電子黒板などのICT機器、ネットワーク環境に求められる技術的要件についても解説。特に、無線LANについては、基礎知識から、技術的要件、具体的な事例まで掲載し、内容を充実させている。
中学校、特別支援学校、それぞれでの特徴的な活用方法や、ICT環境を災害時に活用する取り組み、実証校の事例も紹介。
さらに、実証授業のまとめとして、教員や生徒へのアンケート結果などを掲載している。
2013年度に、実証校8校で実際されたICTを活用した授業数は約1万7000件で、教科別にみると、外国語が全体の約23%と最も多く、数学、理科、社会、国語と続いた。学年別では、1学年での実施が最も多かったという。
中学校の教員へのアンケートでは、3年の間にICT活用指導力の自己評価が、「授業中にICTを活用して指導する能力」「生徒のICT活用を指導する能力」など全項目で向上。また、中学校の生徒へのアンケートでも、「学習活動の質」「学習への意欲」など6つの因子全てを高く評価する結果となった。
関連URL
最新ニュース
- 児童生徒が最も検索した言葉は「死にたい」「いじめ」「自殺」=OVAが「SOSフィルター」のデータ公開=(2025年7月18日)
- ICT CONNECT21、教育委員会対象「教育著作権エヴァンジェリスト育成事業2025」受講者の募集開始(2025年7月18日)
- 東京都、小中学生向けに福祉の仕事に関するキャリア教育プログラムを提供(2025年7月18日)
- ゲシピ、埼玉県久喜市で「eスポーツ英会話」を活用した不登校支援開始(2025年7月18日)
- 小学生の夏休み、保護者の約3割が「留守番をさせる」と回答 =千調べ=(2025年7月18日)
- 約6割が自分の子どもは読書感想文が「苦手だと思う」、役に立つと思うのは「文書作成のサポート」=楽天ブックス調べ=(2025年7月18日)
- CLACK、サイボウズから「使用済みPC140台」を譲受(2025年7月18日)
- 文京区教育委員会×国際バカロレア機構「これからの教育を考えるシンポジウム」30日開催(2025年7月18日)
- ナガセ、「東大を目指す生徒の保護者向けセミナー」8月東京・名古屋・大阪で開催(2025年7月18日)
- こうゆう、無料オンライン講演会「中学受験の始め方」9月12日に開催(2025年7月18日)