- トップ
- 企業・教材・サービス
- 東京工科大学/国内大学初、反転授業にJMOOC講座を活用
2014年10月10日
東京工科大学/国内大学初、反転授業にJMOOC講座を活用
東京工科大学は9日、国内大学初の試みとして、日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)の大規模公開オンライン講座を教材として取り入れた反転授業を実施すると発表した。
JMOOCは、若者からシニアまで学ぶ意欲のある人が誰でも無料で有名教授などの講義を受講できる公開オンライン講座MOOC(ムーク)の日本版として今年2月にサービスを開始。すでに7万人以上の受講者を集めています。これを大学の授業に導入・活用するのは、国内初だという。
今回の授業は、コンピュータサイエンス学部2年次後期(10月~1月)の「インターネット」科目の中で行われ、インターネット研究の国内第一人者である村井純慶応義塾⼤大学教授のJMOOC講座(講座名:インターネット)を教材として採用する。
学生たちは、JMOOC公認の大規模公開オンライン講座提供サイト「gacco(ガッコ)」を利用して自分のペースで事前学習(予習)を行い、教室ではディスカッション等の主体的かつ発展的な授業によって学習効果を高める、「反転授業」と呼ばれる学びのスタイルを実践する。
2クラス約400名の受講を見込んでおり、修了条件(同講座では得点率7割以上)を満たした学生は、大学の単位とは別に「gacco」の履修修了証も取得できる。
今回採用する村井教授の講座は、今年度「gacco」で開講され受講登録者約1万8000名、受講者の満足度97%という極めて人気の高いコンテンツであることが実証されている。このような優れた教材を、同大が積極的に推進する「アクティブラーニング」に採用することで、学生たちの主体的な学習に良い効果をもたらすことが強く期待されるという。
反転学習を研究している東京大学大学院情報学環・山内祐平准教授は、MOOC講座の反転授業への活用について、「反転学習は、完全習得学習や高次能力を育成する学習を実現するために有効な方法だが、質の高い自宅学習教材を制作することに難しさを感じている教員も多かった。JMOOCコースが利用できるようになると、大学や高校での反転授業の普及にはずみがつくだろう」と、コメントしている。
関連URL
最新ニュース
- マウスコンピューター、NVIDIA GeForce RTX 5080搭載デスクトップPCの販売開始(2025年2月17日)
- キッズスター、地域の魅力を発見・体験するコンテンツ「ジモトガイド」に高知市が登場(2025年2月17日)
- みんがく、「学習者主体の授業シミュレーター」アプリの開発を支援(2025年2月17日)
- AI通訳機「ポケトーク」、寄贈を希望する全国の小・中学校の募集を開始(2025年2月17日)
- ベネッセ、医学部希望者向けオンライン塾「鉄緑会監修 医学科特進コース」4月新開講(2025年2月17日)
- ワンキャリア、就活サイト「ONE CAREER」と「Adobe Express」が連携(2025年2月17日)
- Gakken、『改訂版 特別支援教育 はじめのいっぽ!国語のじかん』発売(2025年2月17日)
- Gakken、「パプリカブックス」創刊 子どもの「あそび」を深掘りする3冊を発売(2025年2月17日)
- 小中高等学校の教職員の6割以上が学校の通信環境に不満を感じている =ITSUKI調べ=(2025年2月14日)
- 全国の高等学校 1人1台の端末利用が95.3%=旺文社調べ=(2025年2月14日)