2018年11月7日
文科省、小学校プログラミング教育の手引(第二版)を公開
文部科学省は6日、小学校段階のプログラミング教育の実施に向けての準備や実践等に役立てるための「学校プログラミング教育の手引(第二版)」を公開した。
今回改定のポイントは、「C分類*1のプログラミング教育としてのねらいを明確化するとともに、C分類の取組例を提示」することと「A分類、B分類及びC分類の指導例の追加等」だという。
文部科学省では、2020年度からの小学校プログラミング教育の全面実施に向けて、2018年3月に「小学校プログラミング教育の手引(第一版)」を作成し、「小学校を中心としたプログラミング教育ポータル(未来の学びコンソーシアム)」を通じた実践事例の発信などの支援策を実施してきた。
一方で、同手引を踏まえ、先行的にプログラミング教育の実践に取り組む学校や教育委員会も増えてきており、これらを通じて、手引における説明の充実や指導例の追加を行うことが望ましい点も明らかになってきたという。
このため、説明の充実や指導例の追加を行うために同手引の改訂を行い「小学校プログラミング教育の手引(第二版)」として公表することで、全国の小学校における円滑なプログラミング教育の実施推進を目指す。
*1:C分類とは小学校段階におけるプログラミング教育を6段階に分類したひとつ。
<教育課程内のプログラミング教育>
A:学習指導要領で例示されている単元等で実施するもの。
(算数5年・正多角形、理科6年・電気の利用、総合的な学習の時間・情報に関する探求的な学習)
B:学習指導要領に例示はされていないが、学習指導要領に示される各教科等の内容を指導する中で実施するもの。
C:各学校の裁量により実施するもの。
(A、B、D以外で、教育課程内で実施するもの)
D:クラブ活動など、特定の児童を対象として実施するもの。
<教育課程外のプログラミング教育>
E:学校を会場として実施するもの。
F:学校以外を会場として実施するもの。
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