2019年2月21日
金沢工業大、IoTの価値創出とサービス実現にセンスウェイと共同研究を開始
金沢工業大学は20日、IoTの新たな価値創出とサービスの実現に向けた教育研究用通信インフラの拡充の一環として、センスウェイと共同研究を開始したと発表した。
センスウェイがIoT無線技術LoRaWANの基地局を同大学扇が丘キャンパスとやつかほりサーチキャンパスに設置し、金沢市を中心に大規模なIoT研究フィールドを構築することで、Society5.0を実現するIoTエンジニアの育成と先進的な研究開発を共同で推進する。
LoRaWANは、消費電力を抑えて長距離のデータ通信を可能にする無線通信規格の1つで、バッテリーで長時間稼働して数kmから十数kmの通信が可能で、グローバルでオープンなIoT無線技術として注目されている。
手始めに、2019年度から工学部情報工学科1、2年次を対象としたプロジェクトデザイン科目に取り入れ、学生がIoTを活用した地域課題の発見と解決策の創出に取り組む。また、IoTを利用したスマートシューズの開発など、情報工学科の研究室で進めている社会実装実験に活用する。
さらに、技術セミナーやハンズオン演習を通して、学部学科に関係なく、学生が社会人とともにIoTデバイスやIoTアプリケーションを創出し、災害対策や市民サービスなど幅広い分野において、地域社会の課題解決ができるようにしていく。
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