2019年4月24日
文教大ゼミ、「景観シミュレーションシステム」を藤沢市に寄贈
文教大学は23日、同大学情報学部の川合康央ゼミナールが、藤沢市の「ふじさわ宿交流館」で今月13日に行われた「旧東海道藤沢宿3DCGリニューアルお披露目会」で、新しい「旧東海道ふじさわ宿景観シミュレーションシステム」を同市に寄贈したと発表した。
このシステムは、江戸時代の藤沢宿周辺の街並みを3DCGで立体的に再現したもので、同大川合教授とゼミ生が2年かけて大規模なアップデートを行った。
川合ゼミは、2015年に藤沢市から依頼を受け、地域の歴史的文化の継承を目的に同システムの制作に取り掛かり、2016年に最初のシステムを「ふじさわ宿交流館」に寄贈。その後、同館で常設展示されていた。
今回の大規模アップデートでは、展示を見た多くの人々の情報提供や、新たに多くの古文書や古地図などの資料が提供されたことを受け、道幅や川の深さ、建物内部など、より詳細で正確な景観を再現した。
同システムは、時間・季節や天候などの経時的な種々の要素を、ユーザーが自由に変更でき、よりリアルな景観を再現。
また、ゲームパッドを使用して誰でも簡単に操作でき、ウォークスルーシステムで宿場町の通りや建物の中に入り、屋内の様子を疑似体験することもできる。
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