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2021年5月18日
エルエムシー、500人が一冊の本を同時に読める『デジタル図書館』の特許出願
エルエムシーは14日、500人以上が一冊の本を同時に読めるデジタル図書館システムを、熊本日日新聞社と共同開発、同システムの特許を2月に出願していると発表した。
学研プラス社の一般図書・教育図書や、熊本日日新聞の記事をまとめた電子書籍を、PCタブレット端末で閲覧でき、クラス全員が同じ書籍を閲覧しながら授業ができる。
同社は、熊本県高森町の小中学校で「高森町タブレット図書館」として、試験運用を2020年10月から開始、2月には特許を出願した。
電子書籍の閲覧や検索はもちろん、書籍を借りると、「わたしの本棚」に本を追加でき(同時に複数人が借りることが可能)、期限が近づくと通知が届くほか、書籍のランキングや、テーマごとに書籍を特集する機能もある。読み仮名の設定や画面コントラストの切り替えも可能。
管理者は貸出情報や利用者(児童・生徒/教員・教育委員会)の管理、生徒の学年やクラスの更新ができ、学校からのお知らせの掲示板機能や、特集を作成できる機能も備える。
デジタル図書館は、図書館を建てるより安価で簡単に導入でき、幅広い住民に本を読む機会を提供することができる。今後は、学校だけでなく地域のニーズにも応えていくことを想定しているという。
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