2021年7月30日
チャンス・フォー・チルドレン、国立市「スタディクーポン事業」事務局を運営
チャンス・フォー・チルドレン(CFC)は29日、東京・国立市が教育格差解消のために行う「スタディクーポン事業」の事務局を、同市から委託されて運営すると発表した。
同事業は、東京都が2020年度から新たに制度化した補助を財源に実施するもので、当該補助金を活用した同事業の実施は、渋谷区に続いて2例目。CFCは、同市内の子ども支援団体「リング・リンクくにたち」と共同事業体を組み、同事務局を運営する。
同事業は、子どもの教育格差の解消を目的に、2011年の東日本大震災を契機にCFCが寄付金を原資に開始したプロジェクト。2019年度には、渋谷区が公費を使って同事業を導入し、2020年度からは渋谷区の事例をモデルに、東京都が区市町村への補助事業として政策化。
スタディクーポンは、登録された学習塾や習い事などで利用できるクーポンで、子どもたちは、学習塾・家庭教師・通信教育・習い事などの受講料として利用できる。クーポンはオンライン学習などでも利用可能。
また、大学生などのボランティアが子どもと定期的な面談を行い、学習・進路・生活などの相談にも応じる。
「くにたちスタディクーポン」概要
実施期間:2021 年 6月 1 日~2022 年 3 月 31 日
クーポン提供額(1人当たり):
・小学生・中学1・2年生:10万円
・高校1・2年生:15万円
・中学3年生・高校3年生:20万円
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