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2021年9月6日
成学社、9月から講師研修をオンライン化
個別指導学院フリーステップを運営する成学社は2日、9月から講師研修をオンライン化すると発表した。
新型コロナウイルス感染症の拡大も背景のひとつだが、より一層の内容の充実と刻一刻と変化する入試や定期テストの状況に対応することが目的だという。研修後のテストやアンケートなども完全オンライン化している。
同社の講師採用率は30%程と決して高くはない。採用後もさらに、合計180分以上の研修と20時間以上のトレーニング、テストと続く。「講師」として授業を受け持つようになってからも年度初めに開催する「講師全体研修会」、非常勤講師間での取り組みを共有する「講師フォーラム」など全非常勤講師を対象とした研修会を年に2回、各地域担当の非常勤講師のリーダーからの研修を年3回、教室ごとの活動を錬磨する会議を年3回実施している。
現在、緊急事態宣言下にある都府県在住の講師候補生は、対面の研修に参加しづらい状況にある。そこで、同社は授業などでオンラインに慣れている大学生も多いことから、外出が難しい状況でも、時間を無駄にすることなく住む地域に関係なく受けられるオンライン研修に切り替えることに。
同社は「学習プランナーの進路指導力」「講師の指導力」と「システムの力」により、毎年多くの合格者を輩出してきている。このシステムとは自社で独自に開発しているものが大半。そのため、頻繁に改良されていく。入試の方式が増える、定期テスト様式が変更するなどの学習環境の変化、保護者のニーズの多様化にも対応した機能も随時追加されている。研修をオンラインにすることで、これらの新機能や新サービスの情報を全国一括で更新することができる。またグループ会社である株式会社ナスピアが開発した「e-GOAL」(イーゴール)をオンライン研修に組み込み、研修内容の理解度を対面の研修時以上に正確に測ることも可能になっている。
その他、研修のオンライン化の他にも、採用時に結んでいる雇用契約書を電子化。目的は採用時の事務処理などの簡素化や効率化だけではなく、ペーパーレス化や移動の削減などを含めたSDGsの達成に貢献できるよう尽力しているという。
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