2021年10月8日
東京工科大学、多数のスマホを使用した並列分散処理の実用化へCTCと共同研究
東京工科大学コンピュータサイエンス学部は6日、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)と、スマートフォンを使用した分散処理の開発の実用化に向けた共同研究の契約を締結、2022年4月商用化を目指すと発表した。
ネットワーク接続した多数の端末を連携し、スーパーコンピュータ並みの計算能力を実現する「グリッドコンピューティング」の技術を採用し、計算負荷の高い処理をスマートフォンに分散し実行する手法を開発する。
コンピュータサイエンス学部・石畑宏明教授の研究室における並列分散処理に関する研究をベースに、数千台以上のスマートフォンを使用した大規模な計算処理を並列に分散する手法の研究を行う。
対象は、過去のデータをもとにパラメータを変化させると予測がどう変化するか調べる、株価予測の性能検証処理で、少量のデータ入出力と大量の計算が必要となるためスマートフォンでの処理に適している。
プログラムは、同学部・瀬之口潤輔研究室が開発を進め、現在同大学情報基盤センターのスーパーコンピュータを使用。研究では、これを多数のスマートフォンで並列実行できる環境で同様の開発と評価を行う。CTCによる社内や顧客のスマートフォンの未使用時間活用といったビジネス提案を組み合わせ、実用化を推進する。
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