2022年1月12日
新居浜高専、「第1回全国高専宇宙コンテスト」をオンラインで開催
新居浜工業高等専門学校は10日、「第1回全国高専宇宙コンテスト」をオンラインで開催すると発表した。
![](https://ict-enews.net/wp-content/uploads/2022/01/0112-kosen-260x195.png)
KOSEN-Xシミュレータの組み立てとプログラミングを行う学生
2021年11月9日に打ち上げられた国立高専初の人工衛星「KOSEN-1」に続く宇宙ミッションのアイデアを、高専の学生たちが競う。
高専では、「KOSEN-1」及び、現在開発中で2022年度打ち上げ予定の「KOSEN-2」に続く、後継機(KOSEN衛星シリーズ)の開発を目指している。
これらの人工衛星は、高専における「ものづくり教育」の一環として開発されるもので、学生が主体的に開発に参画する仕組みを目指している。学生が自ら考えたミッションアイデアについて、学生自身が手を動かして検証実験を行い、その内容を宇宙開発の第一線で活躍されている技術者・研究者に向けて発表して議論することで、アイデアを主体的にブラッシュアップできるという環境作りのため、コンテストを実施する。
参加者は「KOSEN-1」と同様のコンピュータやセンサ、カメラ等を搭載した「KOSEN-Xシミュレータ」を用い、自らが考案したアイデアの検証実験を行う。「KOSEN-Xシミュレータ」はサイズも「KOSEN-1」と同じであり、参加者が自由に搭載装置等を決められるミッションスペースも備えているため、軌道上にある実際の衛星を想定した様々な実験を行うことができる。審査には宇宙航空研究開発機構(JAXA)等で第一線の宇宙研究を行っている技術者・研究者が加わり、アイデアと検証実験の双方において優れたチームには賞を授与し、今後のKOSEN衛星のミッションテーマとして検討されることになるという。
「KOSEN-1」は10高専(高知高専、群馬高専、徳山高専、岐阜高専、香川高専、米子高専、明石高専、新居浜高専、鹿児島高専、苫小牧高専)が共同開発。高専生を中心に2年半かけて開発された。
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