2022年10月25日
対面内定式で「同期と実際に会えてよかった」と回答した学生76.4% =マイナビ調べ=
マイナビは21日、2023年卒業予定の全国の大学生・大学院生を対象に実施した「マイナビ 2023年卒大学生 活動実態調査(10月中旬)」の結果を発表した。
それによると、2023年卒業予定の大学生・大学院生の10月10日時点での内定率は前年比2.4pt増の89.6%、平均内定保有社数は前年比0.1社増の2.4社だった。23年卒の同調査は採用広報解禁後の3月1日調査から内定式実施後の10月中旬調査まで毎月実施しているが、企業の採用意欲の高まりを受けたことも影響し、すべての月で内定率・平均内定保有社数ともに前年比増で推移する結果となった。
内定式の参加状況について「参加した」と回答した学生は81.2%で、前年の75.5%より5.7pt増加。参加形式は「直接対面形式で実施され、全員集まって参加した」が58.1%で最多、一方で前年最多(57.5%)の「オンライン形式で実施され、全員オンラインで参加した」は31.0%と大幅に減少した。
内定式に対面形式で参加した学生に感想を聞いたところ、「同期と実際に会えてよかった」が前年比18.2pt増の76.4%で最も多く、前年に比べ同期との交流に満足している学生が多かった。一方で、対面で参加した学生の中でも、「会社の方の話を聞くだけでなく、一人一人抱負などを話す機会があるとよい」「大人数での開催だったため、同じ事業所で働く同期を見つけることに苦労した」など、入社後の自身のビジョンを具体化したり、同期と交流することなどを通じて、入社へのモチベーションを高めることができるようなプログラムや運営を希望しているようである。
後輩にあたる2024年卒の大学生に向けたメッセージを聞くと、「自己分析はあらゆる角度から徹底的に行うべき。人によっては時間がかかるため、3年生のはじめに友だちなど誰かと始めるのが理想的」や、「3月からは想像より忙しくなるので、とにかく早め早めの行動が大切」「面接練習にも積極的に参加すべき」といったアドバイスが寄せられた。これらのアドバイスに共通することとして、「自分だけでは気づけないこともあるので、恥ずかしいとは思うが、家族や友達に見てもらうべき」「1人で抱え込まずに周りの家族や友人、先輩、先生などを頼る」のように、周囲のサポートを仰ぐことの大切さについてのコメントも見られた。
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